2007年10月26日(金)付

協働のごみ減量活発 広がる堆肥化 高い関心

 大北各地で、ごみ減量に向けて、住民有志と行政が身近に取り組める生ごみの堆肥(たいひ)化をはじめとした取り組みを広げている。環境問題への関心が高まる中、「協働」による具体的な動きが活発化している。
100年前の天然冷蔵庫 今に 大町市八坂 南鷹狩山風穴が復活

 明治時代後期に造られ、大北地域の養蚕の発展を支えた天然の冷蔵庫・風穴の復元作業がこのほど、大町市八坂の南鷹狩山で完了した。年間を通じて一定温度の風が出る場所に蚕の産卵調整小屋を建てたのが始まりとされ、市内の有志が復元を進めていた。昨年復元した同市平の猿ケ城風穴と合わせ、今後は地域の歴史を伝える遺産や地元特産品の貯蔵庫として広く活用する予定だ。
暮らし彩る「書」披露 大町 みずかがみの会 初作品展

 大町市の書道教室・大町みずかがみの会による初の作品展が30日まで、同市のギャラリーいーずらで開かれている。生活とともにある書−をテーマに、市内の愛好家20人が書いた作品50点余が展示されている。
石川啄木や種田山頭火ら著名な歌人や俳人の作品から、自ら選んだ言葉をさまざまな書体で表現。動きのある書体による「遊」「山霊」や漢文の名言を墨の濃淡で記した作品もあり、躍動感が伝わる数々の書作が並ぶ。
 
世界の青年伝統農業体験 小谷で国際ワークキャンプ

 国内外の青年が長期間共同生活し、ボランティアで住民たちとともに農村開発などに取り組む「国際ワークキャンプ」に参加する、日本を含めた5か国7人は17日から、小谷村の真木地区に滞在し、日本の伝統的な農業生活を実体験している。25日は屋根に用いるカヤ刈り作業を行った。
栽培キノコ喜びの収穫 池田の組合「自然後世に」

 池田町松茸組合(浅原紀代二組合長)は24日、同組合が管理する同町陸郷の登波離橋周辺山林内にあるほだ木置き場で、今シーズン初のアルプスシメジとナメコの収穫作業を行った。同組合役員3人が、見事に育ったキノコを採り、収穫の秋を喜んだ。 役員たちは「香りがよくなかなかの出来」と、置き場一面に広がるほだ木からキノコを丁寧に採取、数分でびくが一杯になった。収穫作業は11月末まで続けられ、同組合収穫祭などで味わう。 同組合はキノコ栽培や山林整備を通じて、豊かな自然を後世に残したいとの願いから、20年ほど前に発足した。キノコ栽培は陸郷内2か所で行っている。
育てたイモに舌鼓 松川北保

 松川村の松川北保育園(柳生とも子園長)で25日、園児が育てたサツマイモを使った焼きいも会が行われた。
自分たちで栽培したものをおいしく食べることで食の大切さを実感してもらいたいと実施。園児たちはホクホクに焼き上がったサツマイモを口いっぱいにほお張り秋の味覚を楽しんだ。
トップページ 10月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2017 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.