2008年4月9日(水)付

江戸時代の天狗面復元 仁科神明宮「歴史感じて」

 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮で、江戸時代の文化13年(1816)のものとみられる赤天狗(てんぐ)とカラス天狗の飾り面が見つかり、3月末までに復元が完了した。今後は社務所の休憩室に展示される。
国営公園 模型でPR 大町市役所にお目見え

 来年春の一部開園を控えた国営アルプスあづみの公園大町・松川地区を再現した模型が8日、初公開され、大町市役所ロビーに展示された。園の概要をPRし、市民に活用イメージを膨らませてもらうねらい。
模型は500分の1スケールで、2・1b×1・2bの大きなもの。一部開園予定の施設周辺部90fの大部分を精密に再現した。自然の森を生かした中にインフォメーション棟や森の体験館、サテライトハウスなども並び、開園後の園内をイメージできる。
大町に春の訪れ サクラ、アオザゼンソウ開花

 4月20日ころが開花予想の大町市内で、早くもサクラの花が開き、ひと足早い花見ができる。花が咲いているのは同市東山の市霊園近くにあるサクラの木。
 このサクラは毎年春のほか、晩秋から初冬にかけても花が咲く。昨年秋は10月下旬から12月初旬にかけて花が咲いたが、わずか4か月足らずで再び花を開いた。
 同市平野口大出の宮の森自然園では、数万株の赤紫色をしたザゼンソウのなかに、数株のアオザゼンソウが開き、訪れる人の目をひいている。
 アオザゼンソウは同市の居谷里湿原でも10株ほどが見られる、ザゼンソウの色変わりで、黄緑色の苞(ほう)に包まれて花が咲く。


池田産食材で季節の味 クワの実ソフト準備 ハーブセンター夏季限定

 池田町ハーブセンターは、地元産クワの果実を使ったソフトクリームを開発している。クワに対する若年層の注目を集めようと、甘酸っぱい味覚の果実に着目した。夏季限定販売に向け準備が進む。 果実を使った商品開発は今回が初。広津桑生産組合が生産したクワの果実を使用。現在、バニラアイスへの果実混入方法について検討している。 同センターは、クワ商品の特産化を目指し、商品開発を進めている。これまでは、「くわ茶」や「桑パウダー」など、葉を使った商品を完成させてきた。今後は果実を使ったジャムの開発も行っていきたいとしている。
安曇野アラカルト人気 ビストロカモミール

 池田町のレストラン・ビストロカモミールに、安曇野の春をイメージしたメニュー「安曇野アラカルト」が登場し、女性たちの人気を集めている。「昼食時のセットメニューを作ってほしい」との要望を受け、今春から初の試みとして提供している。
 季節感と地元産の食材を大事にした素材選びを心がけた。メニューはメーンの「鶏肉の香草焼き」や「特製のふきみそおにぎり」など、地元で採れる季節の野菜やハーブをふんだんに使った料理が並ぶ。客から、たくさんの種類の料理が食べたいといった声もあり、準備を進めてきた。
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