2008年4月22日(火)付

「春の女神」 羽化 大町 山崎さん宅のヒメギフチョウ

 大町市の山崎一彦さん宅で、「春の女神」とも呼ばれるヒメギフチョウが続々とさなぎから羽化している。黄色くかれんな姿が、大北地域に遅い春の訪れを告げている。
 子どものころからチョウの魅力に取り付かれていた山崎さんは、数年前からヒメギフチョウの食草のウスバサイシン200株を庭に植え、自然に近い状態でチョウが増えやすい環境を整備してきた。ことしは14日ころから羽化が始まり、60羽ほど飛び立つとみられている。
初のハーブ大学♀yしむ 池田で講座 関心高める

 ハーブの郷池田町を会場にした第一期ハーブ大学が19日から2日間の日程で行われた。安曇野の自然を満喫し、楽しみながらハーブを学ぶセミナーとしてカミツレ研究所(同町広津)が初めて企画。東京から約20人が受講、ハーブの種類や持つ効能などについて理解を深めた。
 第一期は基礎コースとして行われた。町ハーブセンターで実際にハーブに触れ、栽培者からの講習やハーブをふんだんに使った料理試食、大峰高原での森林浴など、2日間で10時間に及ぶカリキュラムをこなした。
正調安曇節を次世代に 松川細野 花見で踊りや歌碑説明

 松川村細野区の住民でつくる「ふれあいの会」は21日、同地区の鈿女(うずめ)神社で花見を開き、参加者約50人が満開の桜の下、正調安曇節保存会による踊りや境内の歌碑に刻まれた歌の説明を通じて地域の文化にふれた。
 当時村医だった榛葉太生氏が大正14年に発表した正調安曇節を次世代に引き継ごうと企画。同保存会が手拍子を受けながら、安曇節を含む数曲の踊りを披露。参加者から大きな拍手が送られた。
青木湖にワカサギ卵放流 大町

 大町市の青木湖漁業協同組合(加蔵正一組合長)は21日、同市平の青木湖にワカサギの卵8000万粒を放流した。
 組合員11人が参加し、北海道西網走漁協から取り寄せた卵を、ショロの木の繊維を張ったふ化枠に付けて木枠に入れ=写真、舟で引いて水深1−2bの間に沈めた。

 通常は、ふ化するのに12度前後の水温が必要だが、同湖は水温が低い(同日現在7・8度)ため、ふ化するまでに1か月半程度を要するという。組合員は「水位が変動するためふ化枠の水深の調整に苦労します」と話していた。
7チーム頂点目指す 松川早起き野球開幕

 松川村早起き野球連盟は19日、7チーム・約50人が参加して、川西運動公園・スポーティープラザで第34回大会開幕式を行った。
 昨年優勝チーム・コスモスから優勝カップ、優勝旗が返還され、松川ジャガーズの臼井仁志選手=安曇野市穂高=が「スポーツマンシップに乗っ取り正々堂々と戦い抜くことを誓います」と選手宣言した。
お花見弁当に挑戦 小谷 父ちゃん料理教室

 小谷村社会福祉協議会は21日、「父ちゃんの料理教室」を開き、村内の60歳以上の男性10人余がお花見弁当を作り、見ごろを迎えた桜を見ながら楽しい春のひとときを過ごした。
 メニューは空揚げやだし巻き玉子、ポテトサラダなどのお弁当の定番に加え、同村で出始めのコゴミを天ぷらにしたものなど10数品。参加者は同村食生活改善協議会のメンバーの指導を受けながら、春の食材が盛りだくさんの弁当作りに取り組んだ。
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