2008年5月2日(金)付

“空中歩道”整備へ 国営公園 来春開園 大町・松川に

 国土交通省国営アルプスあづみの公園事務所は1日、今年度の事業概要について発表した。来年春の大町・松川地区開園に向け、森林の中を通る空中の歩道「林間トレイル」など施設整備を進める方針を示した。
 20年度は整備費2億5930万円(前年度比30%増)を計上。建設や展示施設、植栽、豊科インター・長野市・山ろく線沿いへの案内看板の設置など、開園に向けた整備を進める。
善光寺古道歩いて整備 白馬野平の有志文化ふれる

 白馬村の野平区の有志でつくる「野桜の会」(山岸聖代表)は29日、同地区から長野市鬼無里に至る「柄山峠越え善光寺古道」の整備をかねた散策会を開いた。約20人が参加して街道の整備作業に汗を流しながら里山の歴史と文化にふれた。
 参加者は雑草や木が生い茂った山林の細い道を刈り払い、足で踏み固めながら峠をめざした。好天に恵まれ、北アルプスの眺望と満開の桜や山野草も美しく、参加者は景色も楽しんでいた。
活性化願い陸稲種まき 池田陸郷の登波離橋愛護会

 池田町陸郷の住民有志12戸でつくる登波離橋愛護会(藤松守会長)は29日、畑で育てる米「陸稲(おかぼ)」の種まき作業を同地区小実平下の畑で行った。
 作業には約15人が参加し、約5eの畑にうねをつくり、足で踏み固め、種もみをまいた。ことしから連作障害に対応して、畑の位置をこれまでより水場の近くに変えたことから、例年より多くの収量を見込んでいる。
 今後は住民が協力して、草取りなどに取り組み、稲刈りは9月末ころの予定。地域に移住し初めて作業に参加した小澤彩さんは、「お話をいただき、参加できました。収穫祭が楽しみです」と話していた。
コマ打ちで環境保全理解 小谷下里瀬 有志が教室

 小谷村の下里瀬地区住民有志が運営する「おたり中央直売所」(太田喜八郎代表)で29日、地区の子どもたちを対象としたキノコのコマ打ち教室が開かれた。
 同地区の住民が行っている、里山整備事業で出た間伐材を再利用し、子どもたちに自然や環境保全を理解してもらおうと初めて企画した。
「医師確保と格差解消を」 大町で大北地区メーデ

 第79回メーデー大北地区集会(同メーデー実行委員会主催)は1日、大北の単位組合から約130人が参加し、大町市文化公園で開いた。「貧困と格差の解消」「医師の確保」など求める大北地区メーデー宣言を採択した。
 明石好和実行委員長は「労働者の働きやすい環境の確保と後期高齢者医療制度の廃止を目指し、ともに手をたずさえてがんばろう」とあいさつした。
飼育員写真で動物紹介 大町山博の企画展

 市立大町山岳博物館は6日まで、同館講堂で「アニマルウオッチング−もっと近くで見てみよう−」を開いている。
 同館付属動物園内で飼育しているニホンカモシカをはじめ、フクロウ、タヌキ、ハクビシン、トビなど、飼育員が撮影した動物写真約80枚を展示し、その特徴なども紹介。鳥のクチバシ、つめの先、動物の足の裏など、飼育員でしか写せない写真も数多く並ぶ。
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