2008年5月10日(土)付

松川中はボラに汗 豊作願いリンゴ摘花

 大北地域のリンゴ園で摘花作業が進んでいる。大町市の中北部では田植えの時期と重なって、摘花作業をする農家はまだ少ないが、今後は「摘花」から「摘果」へと人手のいる多忙な時期を迎える。 松川村では松川中学校の生徒323人が9日、同村内のリンゴ農家で摘花作業を通じて地域と交流しながらボランティア精神を培った。
布染めカレンダー完成 大町の宅養老所「世界に一つ」

  大町市平西原の宅幼老施設「びすたりライフ」を利用するお年寄りは9日、自分たちで染色した布を使ったカレンダーを1か月の制作期間を経て完成させた。利用者たちはこれまでは定期的に版画やスタンプを使った作品を作っていたが、今回初めて布の染色に挑戦し、世界に1つだけの個性的なカレンダーを作り上げた。利用者は輪ゴムで絞った無地の布を染色液に沈め、思いおもいの色と柄で染め上げた。
ドウダンの美しい花 大町の霊松寺 下旬見ごろ

 大町市山田町の霊松寺境内で、大きなドウダンツツジの木に、スズランのような白い花が密集して咲き、みごとな光景を見せている。
 寺周辺にはたくさんのドウダンツツジが植えられていて、鐘つき堂周辺の多くは4年前の開山600年祭に合わせて植えられた若い木だが、境内のものは昭和61年の現住職晋山式を記念して植えられたものと、先代住職のころ植えられたと思われる木で、樹齢は80年ほどと見られ、大きなものは人の背丈の2倍を超える。
30年ぶり鳥居新調 池田の稲荷神社

 池田町1丁目と吾妻町の境にある正一位遍照稲荷神社の鳥居がこのほど、約30年ぶりに建て替えられた。  高さ2・5bほどある朱色の見事な鳥居がお目見えし、多くの住民が足を止めている。これまでの鳥居は、建立から30年以上が経過し、腐食が目立っていたことから、新調を計画した。
 町内の建築業者中山工務店が工事を行い3月に仕上がった。参拝客から賽銭箱に寄せられた浄財が建設費に充てられた。
雪形背に黄色じゅうたん白馬夢農場 菜の花見ごろ

 白馬村嶺方の白馬みねかたスキー場山頂の「白馬夢農場」で、50eの菜の花畑の菜の花が見ごろを迎えている。標高1100bの畑から一望できる残雪の白馬岳や五竜岳など北アルプスの山並みを背景に一面の黄色いじゅうたんを写真に収める人などでにぎわっている=写真。
 花は現在6分咲きほどで、残雪の山々からは五竜岳の「武田菱」や白馬乗鞍岳の「ニワトリ」など、雪形もくっきりと見える。訪れた人は雪形の観察などを楽しみながら、さわやかな風の吹く山頂の展望を満喫していた。
親子で交通ルール確認 松川の保育園で教室

 松川村の南保育園で9日、親子を対象に交通安全教室が行われた。園児と親、合わせて約200人が交通ルールを再確認した。親子らは安全な横断歩道の渡りかたなどをクイズ形式で楽しく学んだ後、実際に外に出て横断歩道や模型の信号機で左右確認の合言葉「1、2、3、ゴー」と声を上げて道路を横断していた。同教室は毎年春の全国交通安全運動後に行っている。親にも子どもの目線で交通ルールを見直してもらい、安全に対する意識を高めてもらうために実施している。
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