2008年5月13日(火)付

発祥地に早春賦°ソく 大町 祭り開幕歌うつどい

 「第7回北アルプス雪形祭り」(雪形祭り実行委員会主催)のスタートとなる「早春賦を歌うつどい」が11日、大町市のサン・アルプス大町で開かれた。 今回は「みんなで歌う会にしたい」との意向から、会場を埋めた約200人の参加者も含めた「全員合唱」を、プログラムの3か所に配置した。オープニングの「春の名曲を歌おう」をはじめ、「中山晋平の名曲を歌おう」「長野県にかかわる童謡唱歌を歌おう」の各コーナーで、「早春賦」や「てるてる坊主」「ふるさと」など、江端昭二さんの指揮で10曲の歌声を響かせた。
北アにくっきり雪形

 大北地域が数日振りの晴天に恵まれた12日、雪形が北アルプスの山々にくっきりと浮かんだ。週末の雨模様や寒波できりりとした輪郭を取り戻し、春の大北の風物詩がもっとも映える季節を迎えた。鉄道写真などの人気スポットとされる大町市常盤のJR大糸線沿いの田園からは、青空にそびえる鹿島槍ケ岳の姿に、雲の上に飛び立つ「鶴」や山頂から駆け下りる「獅子」の雪形が望めた。同日の大町市は3日ぶりに気温が10度を超え、過ごしやすい五月晴れとなった。市内の公園では親子で遊ぶ姿も見られた。
自然との出会い写真に 安曇野写楽 大町で作品展

 写真愛好者でつくる「写楽安曇野」の第12回写真展が25日まで、大町市平日向山高原のくろよんロイヤルホテルで開かれている。「四季の詩」をテーマに、「すばらしい大自然との出会いを求めて撮影した」という全倍サイズ11点、全紙サイズ14点のカラー作品のほか、力強さを感じさせる書画3点も展示した。安曇野の霧の朝、烏帽子・晩秋の山稜(りょう)、紅葉の蝶ケ岳、八方尾根の雲海、白馬岳のシラネアオイ、青鬼の里の菜の花、光城山のサクラなど、近隣の風景を撮影した作品が目立ち、見事なアングルや色彩が人目を引いている。
ゲレンデで酒熟成 栂池 小谷杜氏 振興に協力

 松本市島立の酒醸造元「大信州酒造」は11日、栂池スキー場ゲレンデで雪の中に埋めて熟成させてきた特別純米酒「雪中埋蔵酒」300本の掘り出し作業を行った=写真。 掘り出した雪中埋蔵酒は今後、季節限定の雪中埋蔵酒「栂の森」として6月から同村の道の駅小谷ほか、酒販売店で販売される。栂池自然園では水ばしょう祭りにあわせ、同園の食堂や土産物店でも「栂池の水芭蕉」の名で同時販売される。
住宅型老人ホーム完成 安曇野市の会社「隣組感覚に」

 安曇野市穂高北穂高、鰍ルっと・はあとが運営する住宅型有料老人ホームむつみの郷ほたかのしゅん工式は12日、同施設で関係者約30人が出席して開かれた。窪田代表は「隣組で見守っていくような環境の老人ホームを目指したい」と話していた。むつみの郷ほたかは、鉄骨2階建て延べ約1100平方bで、約18平方bの居室が31部屋と食堂、ラウンジ、エントランスホール、訪問介護ステーション、浴室、相談室などを備えている。昨年11月17日着工し、このほど完成した。
活性化願い巨大しめ縄 松川 天狗岩で張り替え

 松川村緑町誌の編集委員でつくる「みどりの会」は12日、同村馬羅尾高原内にある「天狗(てんぐ)岩」で恒例のしめ縄張り替え作業を行った。会員約10人が参加し、巨大しめ縄を飾った=写真。
 天狗岩は全国有数の扇状地として知られる神戸原扇状地(馬羅尾高原)のほぼ中央に位置する。伝説も残り、古くから多くの人たちに親しまれている。
 しめ縄の張り替え作業は20年ほど前から毎年実施している。
トップページ 5月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.