2008年6月11日(水)付
遊休農地にラベンダー 八坂野平の住民 環境保全 大町市八坂野平の地域住民でつくる、野平地区環境美化委員会は8日、地域の遊休荒廃農地にラベンダーの苗を植えた。来夏には国道わきの斜面を紫の花が彩る景色が楽しめそうだ。 同地域ではかつて桑畑だった農地が、後継者不足などで20年にわたって耕作されず荒れていた。地域住民で花を植えて景観を良くしようと会を立ち上げ、市の協働のまちづくり支援金の補助を受けて実施を決めた。 |
野菜作り苦労知ろう 園児サツマイモ定植 大町 大町市社のどんぐり保育園は9日、サツマイモの苗植えを社閏田の休耕地で行った。食育の一環として毎年行っており、園児たちが定植から収穫まで行うことで、野菜の育て方や苦労を学ぶ。 年少、年中の園児41人が参加し、JA社直売所の農家の指導でベニアズマとキントキ約160本を定植した。収穫を迎える10月上旬までに、草取りなどに取り組む。 児童は泥にまみれながら土を掘り、苗を植えていった。 |
残雪にかれんミズバショウ 小谷 栂池大群落で見ごろ 本州で最も遅いミズバショウの大群落が見られる標高1900bの小谷村の栂池自然園で、残雪の湿地帯からかれんなミズバショウが純白の姿を見せ始めた=写真。 ことしは積雪は例年並みだったが雪解けが遅れがちで、関係者は14日から開かれる恒例の「水ばしょう祭り」に向け、散策路の木道の除雪作業を懸命に進めている。現在の積雪は50aほどで、湿地帯のミズバショウは雪の下で開花を待っている状態だが、一日ごとに群落も広がっており、関係者は「ここ数日の天候しだいで一気に雪解けも進み、祭りの期間中には見ごろを迎えるのでは」と話している。 |
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消防技術 習熟へ 大北協会「資質向上を」 大北消防協会は8日、消防団員の資質向上などを目的とする恒例の「消防団幹部・救護・ラッパ訓練」を池田町の高瀬中学校などを会場に開いた。大北地域5市町村の消防団幹部約400人が参加し、団員に必要とされる技術を再確認した。 活動服姿の団員らは、県消防学校准教授や北アルプス広域消防本部消防士らから指導を受けながら、応急処置やAED(自動体外式除細動器)使用、ラッパ演奏技術の習熟に向け、真剣な表情で取り組んだ。 |
「美術界に新風を」 豊科近美でIAC展 第32回IAC美術展(大糸タイムスなど後援)は10日から22日まで、安曇野市豊科近代美術館で開いている。全国から会員と一般公募の作品約360点が出品され、訪れた美術愛好家たちの目を楽しませている。IAC美術会が、新しい感性を持った新人の発掘と育成を目的に毎年開催。版画や工芸作品など幅広い分野の作品が展示され、東南アジアや中国など海外作家の作品約15点も寄せられた。 |