2008年6月26日(木)付


水の恵み再考現代に警鐘 大町で田中欣一氏講演
 白馬村の民俗・日本思想史家・田中欣一氏の講演会「水の持つ力−水を通して日本の明日を考える−」は24日、大町市八日町のいーずら特産館3階で開いた。人の営みや文化と水のかかわりを振り返り、水に恵まれた大北から、自然を敬う思想に目を向けた。田中氏は信州や世界の人の歴史の中から水と人とのかかわりを感じるエピソードを紹介し、水を歌った詩歌や物語などに触れ、人は水に対して恵みやあこがれと、自然そのものとしての「畏(おそ)れ」「怖れ」と共存してきた文化を再考した。
地域の味#ュ信一周年 池田 活性化施設セール企画

 池田町農産物加工組合カモミールの会(片瀬敦子代表)が運営するレストラン「ビストロカモミール」が今月でオープン1周年を迎えた。安心安全な地元農産物をふんだんに使ったメニュー提供にこだわり、会員一丸となって熱心に取り組んできた。片瀬代表は「生産者と連携を図るなか、町の食材をより発信していける場所にしていきたい」と2年目に向け決意する。
10周年記念事業を計画 大糸タイムス友の会が総会
 本紙関係事業所や団体などでつくる、大糸タイムス友の会(宮澤吉高会長、135社)は24日、20年度の定期総会を大町市のくろよんロイヤルホテルで開き、今年度の事業計画を承認した。10周年の節目を迎え、記念事業案を承認した。
記念事業として、新宿コマ劇場の北島三郎公演を観劇する日帰り旅行や、観劇後、熱海を訪れる1泊2日の旅を9月7日に実施する。初めての「チャリティー・ダンスパーティー」や、恒例の市民健康講座・マレット・ゴルフ大会も開く。
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6月の一覧
厳選作品36点並ぶ 大町でIAC美術展
  IAC美術展選抜巡回展(大糸タイムスなど後援)は25日から7月6日まで、大町市文化会館で開いている。安曇野市近代美術館で展示された美術作品約360点の中から、受賞作品など厳選された36点が並び、美術愛好家の目を楽しませている=写真。
会場にはIAC美術大賞を獲得した絵画「薔薇(バラ)の調べ」のほか、版画や工芸作品が並んでいる。
校内音楽会で成果披露 白馬北小
 白馬村の白馬北小学校で25日、校内音楽会が開かれ、児童が合唱や合奏などで日ごろの音楽活動の成果を保護者や地域の人々に披露した。 児童は5月から学級の仲間とともに練習を重ねてきた成果を、工夫をこらしたステージで発表した。短い練習期間のなか、休憩時間や放課後のわずかな時間を見つけては練習に励んだという。低学年のはじめてふれる鍵盤ハーモニカやリコーダーの演奏をはじめ、どの学年も個性と持ち味を存分に発揮し、児童の美しい歌声や演奏が会場いっぱいに響きわたった。
遅咲きラベンダー開花 池田夢農場にぎわう

 池田町陸郷の夢農場で、遅咲きラベンダーの「グロッソ」が咲き始めた。淡い紫色の花が、さわやかな香りを漂わせている。近くには、濃い紫色の花を付けるラベンダー・「ドリームブルー」がすでに見ごろを迎え、濃淡のコントラストも楽しむことができる。