2008年7月30日(水)付


地域の民謡歌い継ぐ 小谷の保存会のど披露
 小谷村の小谷民謡保存会(山崎充代表)は27日、同村サンテインおたりで初の「小谷民謡お楽しみ会」を開いた。会員の日ごろの練習成果を披露するとともに、地域の民謡を広く歌い継ぎ、伝統文化の発展につなげようと企画。村内外から多数の聴衆が訪れて、会員の自慢ののどに聞き入った。 お楽しみ会は「小谷民謡紹介の部」「会員おはこ集」の二部構成で行われた。小谷民謡紹介では全員で「小谷馬方節」を合唱したあと、会員のお囃子(はやし)や踊りで「小谷松坂」「小谷甚句」「酒屋唄」など20曲が披露された。
流鏑馬に歓声 若一王子神社本祭り
 大町市の夏の風物詩、若一王子神社の例大祭の本祭りは29日、名物の流鏑馬(やぶさめ)が行われた。鮮やかな衣装の子ども射手が的を射る姿を見ようと多くの市民らが集まった。同祭は日本3大流鏑馬のひとつに数えられ、かつて仁科氏の武運を祈り始まったとされ、県の無形文化財にも指定される由緒ある神事。JR信濃大町駅前やいーずら特産館前などを回り、神社では古式にのっとり弓を用いた神事を行う。
日本代表が技術指導 小谷でフットサル教室
 フットサル日本代表キャプテンの藤井健太選手(Fリーグ・バルドラール浦安所属)のフットサルクリニックが27日、小谷小学校などで開かれた。フットサルに取り組む小中学生ら約60人が参加。間近に見る一流のプレーに息をのんだ。
 藤井選手は、パスや俊敏に次のプレーに移るためのボールの受け方などを熱心に指導。コミュニケーションの重要性についても説いた。参加者たちは一流選手の技術を学ぼうと精いっぱいにボールを追っていた。
15年節目交流さらに 池田に横浜市の自治会訪問
 池田町と神奈川県横浜市磯子区岡村西部連合自治会の「第16回少年交流「山と緑の体験交流」が26日から28日まで、同町内各所で行われた。同自治会の小中学生13人と同町の小中学生約30人がマレットゴルフや夏祭り「池田あっぱれ」などで交流を深めた。
同自治会との交流はことしが15周年にあたる。
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7月の一覧
囃子奏で舞台一堂に 奉納剣道や太鼓も
 大町市の若一王子神社の例大祭は28日夜、宵祭りが行われた。歩行者天国となった中央通りでは、「舞台曳(ひ)き揃(ぞろ)え」で、市内の舞台6台が一堂に会し祭り囃子(ばやし)を奏で、訪れた市民はにぎやかな夏の風物詩を楽しんだ。
江戸時代に作られたとされる6町の舞台は、それぞれに見事な彫刻や塗りがほどこされ、特徴的な人形が飾られた立派なもの。各町で舞台囃子を保存する市民らが神社で本囃子を奉納した後、舞台は夜の町に繰り出した。
北ア背に高山植物見ごろ 小谷の栂池自然園

 小谷村の栂池自然園でニッコウキスゲやタテヤマリンドウなど60種を超える高山植物が見ごろを迎えている。北アルプスを背景に一斉にかれんな姿を見せている。入り込みも順調で、グリーンシーズンで最も多くの入園がある7月で見ると、昨年を大きく上回る2万人以上が足を運んでいる。