2008年8月27日(水)付


「エコ豚」で荒廃農地再生 八坂 雑草餌にモデル事業
 県内の農業関係団体やホテル、企業などでつくる「環境にやさしい信州循環型エコ農畜産物事業化研究会(会長=宮澤敏文県議)」は、長く使われなくなっていた農地にブタを放牧し、遊休荒廃農地の再生を図る「エコ豚開墾による農地復活事業」のモデル事業を大町市八坂のメイヌ原で始めた。関係者たちは25日、農地にブタを放した。同事業は、農地でブタの放し飼いを行い、雑草駆除と土地の開墾を行う。開墾された畑は、来年以降に農地として活用され、おかワサビなどの栽培に利用される見込みだ。
「元気な村」専門家に聞く 松川でブランド戦略講演会
 松川村は25日、同村役場で村の活性化を図っていくための「元気な村づくり」講演会を開いた。講演には村民約60人が参加。講師に信州大学人文学部中嶋聞多教授を招き、「地域ブランド」から考える村おこしについて考えた。中嶋教授は、「村を元気にする法−地域のブランド戦略と村おこし−」の演題で、他地域の地域おこし例をもとに同村で取り組んでいける村おこしを考察。国営公園の利用客をいちげんの客からリピーターへと変えていくシステムづくりや既存の特産物の利用法などについて述べた。興味深い話に参加者は真剣に耳を傾けていた。
伝統「狂拍子」練習に熱 小谷 保存会が子ども指導
 31日に小谷村中土の中谷大宮諏訪神社で、例大祭が営まれる。祭りでは県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「狂拍子(くるんびょうし)」の奉納と五穀豊穣祈願と社会風刺を盛り込んだ「奴踊り(やっこおどり)」などが奉納される。地元有志でつくる「狂拍子保存会」(石塚由紀代表)では、伝統を受け継ぐ子どもたちや地域住民が踊りや笛、太鼓にと、熱の入った練習に励んでおり、本番に向けての練習も大詰めを迎えている。
大北産つがる良い出来=@平年より早くリンゴ選果
 大町市平のJA大北りんご共選所で26日から、わせ種のリンゴ「つがる」の選果が始まった。初日は、大北管内のリンゴ農家から、収穫されたばかりのつがる約100箱(1・8d)が次々と軽トラックで運び込まれた。ことしは開花がやや早かったことや、盆明けから気温が下がり着色が進んだことから、平年より4−5日早い。赤く色づいたつがるがベルトコンベヤーに乗せられ、センサーで大きさや色、熟度、糖度が選別され、特秀・秀・優・良の4等級別に1箱10`の段ボール箱に詰められた。
秋の七草 安曇野彩る 国営公園

 残暑は厳しいものの暦の上では立秋を過ぎて秋めいた日も多くなってきた。安曇野市堀金烏川の国営アルプスあづみの公園ではオミナエシやキキョウなど秋の七草の花が咲きそろい始めて安曇野の秋を彩っている。
和気あいあいプレー 池田町民ゴルフ大会
 第15回池田町民ゴルフ大会(同町教委主催)は25日、安曇野市穂高カントリークラブで開いた。町民152人が参加し、18ホール、パー72の新ぺリア方式で競技を行った。参加者は和気あいあいとした雰囲気のなかで、交流と親ぼくを深め、雨上がりのさわやかな気候のなかでプレーを満喫した。
同大会は町民の交流を目的に平成5年から続けられている。年々、参加者が増えており、初めての人でも楽しめる大会と好評を得ている。
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