2008年8月29日(金)付


官民で温泉郷魅力向上 連携協設立 構想策定へ

 大町市の大町温泉郷周辺で活動する団体や関連機関などは、大町温泉郷周辺地域団体連携協議会(小林敏博会長)を設立した。国の農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業の補助を受け、点在する資源を生かす「ふるさとづくり構想」計画策定を目指す。27日には、初の検討会が市役所で開かれ、温泉郷や大町の魅力を引き出す方策を探った。
人波作戦「安全運転を」 安協大町支部 国道で

 大町市の交通安全協会大町支部(倉田定信支部長)と八坂支部(勝野照治支部長)は27日、交通安全を呼びかける人波作戦を六九町交差点付近の国道147号沿線で行った。大町署の協力で、会員30人以上が安全運転を呼びかけるのぼり旗を手に、事故防止をアピールした。
泳ぎの練習成果披露 松川小
 松川小学校(飯田茂校長・614人)は27日、3年生97人、4年生93人が保護者参観を兼ねた水泳授業の泳ぎ納めとして、記録会を行った。児童らはクロールやバタ足などそれぞれが自信のある泳ぎでこの夏の泳ぎの成果を披露した。
児童らは先生から「今までやってきたことを存分に発揮して泳いで下さい」と指導を受け、真剣なまなざしでこれまでの記録更新に挑戦。「冷たい」「寒い」の声も聞かれたが、懸命に25bを泳ぎきった。自己新記録を出した児童は「やった」「泳ぎきったぞ」と歓声をあげ、喜びをかみしめていた。
オオカエデ 樹木医が治療 池田 雪で折れた枝や根に措置
 池田町の大峰高原入り口にあり観光スポットとして人気のある「オオカエデ」の治療が28日、同高原で行われた。横浜市から樹木医の池本三郎さんと平野達也さんらが訪れ、枝が折れてできた傷口や弱ってきている根元の治療にあたった。 ことし3月に雪の重みで折れた同カエデは、樹木医によると折れた枝の根元と木の上部に大きな空洞ができ、内部に多少根が見られるものの、放っておくと腐って木が枯れてしまう状態という。発根を促進するピートモス(泥炭)と炭を水で混ぜたものを穴に詰め、根が張りやすいよう手当てした。根に空気や栄養を送るため、木の東西2か所に穴を開けた竹の支柱を地面に刺す作業も行い、カエデの寿命を延ばす措置を施した。
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8月の一覧
大町 さまざまな表情並ぶ やまびこまつりフォトコン 審査
 大町やまびこまつり実行委員会(会長=牛越徹大町市長)は27日、第30回やまびこまつりフォトコンテストの審査会を市役所で開いた。最優秀1点、特選3点、入選6点の計10点が選ばれた。今後は市役所ロビーや文化祭での展示、市広報での発表や本紙の紙上作品展などで披露される予定。
ことしは市内の14人から、昨年より多い27点が寄せられた。審査会には、踊りに合わせて空手の演舞を披露する連やフラダンスを踊る連、人力車に乗った子どもたちなど、祭りを楽しむ参加者のさまざまな表情をとらえた作品が並んだ。
方言で地域の歩み知る 白馬塾で座談会
 白馬村公民館は27日、同村大出の地域生活基盤施設・カッパの館で「第15回白馬塾」を開いた。「白馬の方言あれこれ」をテーマに、同村大出の内川雅夫さんとパネリストらが座談会形式で昔なつかしい言葉について語り合った。
内川さんは「強力は石盤しょって一か月・ずって・がぶってえらかったずら」「川のった伊勢湾台風えれーこん稲こきしりゃあけぶが出るよう」など、白馬の歴史や民俗をパネリストらと方言短歌にまとめて紹介。それぞれの意味や日常の使い方を説明した。