2008年9月18日(木)付

地震の恐ろしさ実感 小谷 保育園に体験者
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児80人)で17日、北アルプス広域消防署による地震体験車の巡回指導が行われた。 園児たちは新潟県中越沖地震やインドネシア・スマトラ沖地震など過去の地震と、想定される糸魚川・静岡構造線断層帯地震など、11種類の大地震がリアルに体験できる体験車に乗り、揺れを感じるとすぐに机の下に隠れる訓練を行った。 始めは小さな揺れに余裕の表情を浮かべていた園児も、徐々に揺れが大きくなると恐ろしさに泣き出す子も。「怖かった」と地震の恐ろしさを感じていたようすだった。
菜種オイル初しぼり見学 大町美麻 エコプロジェクト試食会も
大町市のNPO地域づくり工房(傘木宏夫代表)は13日、循環型地域づくりを目指す「菜の花エコプロジェクト」の一般見学会を美麻地区で開いた。菜種オイルの初しぼりと試食会を通して、菜の花オーナーや一般参加者ら約20人に取り組みをアピールした。 参加者は廃油から精製したバイオ軽油燃料を使用したバスで地区内を巡回。同NPOと協力して菜種オイルの生産に取り組む「菜の花農業生産組合」の搾油作業を見学し、搾りかすの再利用法など説明を受けた。 試食会では地域ブランド化を目指す、搾りかすを飼料として与えた「菜の花地鶏」の肉や卵などを調理。参加者が菜種オイルを使った郷土料理などに舌つづみを打った。

新調面で太々神楽 仁科神明宮で例大祭
 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮で14、15の両日、例祭が行われ、県無形文化財の「太々神楽(だいだいかぐら)」が奉納された。地域出身者の手による新調された面で、神楽が舞われた。同神明宮の太々神楽は能を取り入れた全国でも珍しい神楽とされ、剣の舞、岩戸神楽、水継、五行の舞、幣(ぬさ)の舞、竜神神楽、道祖神の7つからなる。  演者は能面や装束をつけ、笛や太鼓のおはやしに合わせた舞や、謡曲を歌い能楽や狂言を演じ、氏子らは新たな面をかぶり、優雅で気品を備えた神楽を舞った。
村木ロゴマーク決定 50周年記念ブナの葉と実モチーフ 小谷

 小谷村木に指定されたブナのロゴマークが17日、決まった。新緑色を基調としたブナの葉と実をモチーフに、同村の自然の豊かさを表現した。担当の村総務課企画係は「村のこれからの発展を示しているかのようなすばらしいマークになったのでは」と自信をのぞかせる。
半世紀の歩み展示 白馬中 節目に記念事業
 ことし創立50周年を迎える白馬村の白馬中学校(小林茂喜校長、生徒数308人)は、記念事業の一環として16日から10月10日までの期間、生徒昇降口に50年の歩みを展示するギャラリーを開設し、一般開放を行っている。初日から多数の地域住民らが訪れ、同校のこれまでの歩みをなつかしく振り返っている。 同校は昭和33年に旧北城中学校と旧神城中学校が統合され発足。これまで5700人余の卒業生を送り出している。ギャラリーは統合以降の、同校で所蔵している昭和30年代から平成に至るまでの資料や賞状、教科書などを中心に展示し、50年の歴史を紹介している。
環境保全を再確認 白馬高校が村内清掃
 白馬村の白馬高校(安藤善二校長、生徒数217人)で16日、生徒会主催による村内清掃奉仕ボランティアが行われた。全校生徒がクラスごと6つのグループに分かれ、村内全域のゴミ拾い作業に汗を流した。 生徒たちはそれぞれの手にビニール袋を持って、通学路周辺の道ばたや公園などに投げ捨てられた空き缶やペットボトル、タバコの吸い殻などを拾い集めた。 草木に隠れて人の目の届かないところなどに多くのゴミを発見するなど、思いがけない場所に捨てられたゴミの予想以上の多さに驚いていた。環境保全の大切さを再認識して「ポイ捨てを絶対にやめよう」と誓い合う生徒の姿が見られた。
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