2008年9月23日(火)付

美麻大塩 宵祭り舞台準備進む 留学生も文化に触れる
 大町市美麻大塩の富士浅間神社宵祭りの22日、持ち回りでことしの舞台曳(ひ)きとお囃子(はやし)を担当する南村地区では同日昼、祭り舞台の組み立て作業を行った。かつて姉妹都市の米国メンドシーノから留学していたチェルシー・ロビンソンさんも訪れ、日本の祭りの文化に深く触れていた。

 大塩には北村・中村・南村・東組の4集落があり、祭りの際は持ち回りで舞台を曳き笛と三味線、太鼓と鼓が舞台に上りお囃子を行っていた。南村地区では4年前、地域に住む有志が保存会をつくり、後継者減少で30年ほど絶えていたお囃子を復活させ、その中に当時大町高校に留学していたロビンソンさんも加わっていた。

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9月の一覧
未来に残せ木崎湖の風景 アニメファン「聖地」清掃
 テレビアニメの舞台となった大町市木崎湖で21日、湖畔の景観を未来に残そうとアニメファン有志が一斉美化活動に取り組むイベント「みずほプロジェクト2008」が開かれた。全国から訪れた約100人のファンが、地域のためにボランティアで景観保護活動に汗した。
 同イベントは昨年に引き続いて2度目の実施。一昨年に開いた原画展をきっかけに、作品の時代設定とされる2017年まで舞台となった湖の美しい景観を残そうと、有志が集まり地元のNPO地域づくり工房と協力して始まった。
海から内陸たすきつなぐ 池田町の愛好家 塩の道リレーマラソン

 池田町の陸上愛好家でつくる池田町陸上クラブとIKEDAカモシカクラブはことしも、新潟県糸魚川市から松本城まで全長130`を走る「塩の道リレーマラソン」を行った。塩の道の歴史を足で体感しながら参加者の健康増進をはかろうと毎年行われている企画。20日は両クラブの小学生から中高年まで幅広い世代の20人余が参加して、初秋のいにしえの道を海から内陸に向けてたすきをつないだ。
安全運転呼びかけ 大町 交通少年団レター作戦
 大町地区交通安全協会(倉田定信会長)は「秋の全国交通安全運動」初日の21日、交通少年団によるレター作戦を大町署で開いた。大町市内の小学生37人が、ドライバーに向けて安全運転を呼びかける手紙をつづった。
 大町北小学校4年生の菊池樹希さんは「最近事故が増えています。ルールを守って安全運転をしてください」と丁寧に気持ちを込めた。書きあがった手紙約180枚は、子どもたちと安協会員が地域住民やドライバーへ手渡す。
後期「きらり健康塾」始まる アルプスあづみの公園 大町・松川地区で
 大町市、松川村、松本大学、国営アルプスあづみの公園緑地管理財団が共同で進める「きらり健康塾」後期日程は21日、同公園大町・松川地区で始まった。近隣住民26人が参加し、ウオーキングや講座など約5か月間の教室を通して、健康づくりに取り組んでいく。
 初日は松本大学スポーツ健康学科の根本賢一准教授を講師に「人生はピンピンきらり」と題した講座を開講。健康を維持するには継続した運動が必要と話し、体力づくりの基本について講演した。
収穫の秋 地元の味PR 夢白馬ろまん市で感謝祭
 白馬村神城の道の駅白馬に隣接する、住民参加型の地場産農産物直売所「夢白馬ろまん市」で21日、秋の感謝祭が開かれ、県内外の観光客や地元住民らでにぎわった。
 同イベントは生産者と販売者、消費者とのふれあいを目的に、収穫の秋を迎えた連休に開かれている。ことしは県観光部が信州の観光と食を楽しんでもらう「信州の道の駅ホットインフォメーション大作戦!」の秋イベントにあわせて実施。同施設では旬の野菜の天ぷらや500人用の豚汁、地元の女性有志の手作りの漬物や菓子などの振る舞いで来場者を歓迎した。