2008年9月24日(水)付


「出前神楽」で五穀豊穣祈り 三嶋社神明社で例祭
 大町市常盤清水の三嶋社神明社合殿で22・23の両日、秋の例大祭が開かれた。宵祭りでは、若き連たちが地域に出向き、おはやしや獅子舞を演じる「出前神楽」が行われ、地域の邪気をはらい、五穀豊穣や家内安全を祈った。 大久保南の路上では、獅子はおはやしの笛の音に合わせて舞い、地を固め四方を払った。子どもたちの頭をかみ、無病息災を祈った。近くに住む住民らも集い、舞を見守った。 神社境内では、マジックショーやクイズ大会などの余興が行われた。翌日の本祭りでは浦安の舞も舞われた。
霜降宮岩神輿練る 白馬
 白馬村八方の霜降宮(しもふりのみや)細野諏訪神社で23日、秋の例大祭が行われ、岩で作られた御輿(みこし)に八方温泉のお湯をかけながら区内を練り歩く名物行事「岩神輿行列」が行われた。行列は地域の子どもたちが担ぐ子ども神輿や女神輿、岩御輿の順に八方温泉みみずくの湯を出発。沿道の地域住民らは各家庭に引いてある温泉の湯をバケツに入れて待ち構え、担ぎ手めがけて豪快に浴びせかけた。
北の安曇野 秋祭り最高潮
華麗な舞台かけ声 池田
 大北各地で秋祭りがピークを迎えている。きらびやかに飾った山車の曳(ひ)きまわしや奉納相撲などに多くの住民が歓声。祭囃子(ばやし)の音色や若衆の威勢の良い掛け声が響き、伝統の祭典を活気付けた。 池田町では23日から2日間の日程で池田八幡神社祭典が始まった。息の合った掛け声とともに町内8地区の舞台が町内を練り歩き、北安曇郡内最大級の祭典も最高潮に達した。
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9月の一覧
北の安曇野健脚競う 大町で県ロードレース
 県陸上競技協会主催の第45回県ロードレース大町大会は23日、大町市運動公園陸上競技場付属長距離走路と周辺道路で開かれた。大学生一般(10マイル)、高校(10`)、中学生以上の女子(5`)に約200人が参加し、秋めいてきた北の安曇野で健脚を競った。 参加は県内をはじめとした北信越地区の一般と大学生、中高校生。団体は3−5人が走り、上位タイム3人の成績を争い、個人戦では日ごろ鍛えた練習の成果を発揮してコースを走った。
国鉄色大糸線の旅 リレー号で利用促進

 JR西日本金沢支社とJR東日本長野支社は20と21の両日、大糸線の全線を国鉄時代の塗り色の車両で乗り継ぐ「国鉄色大糸リレーの旅」イベントを開いた。 金沢支社と長野支社が、南小谷を境にJR東日本とJR西日本に分かれる大糸線で、会社の枠を超えて両沿線の活性化と利用促進を図ろうと企画した。
子ども力士好取組 松川
 松川村川西の大和田神社では23日、秋の例大祭メーンイベントの奉納子ども相撲が行われた。境内にある土俵上には、子ども力士が好取組を繰り広げ、大きな歓声を受けていた。 村内の小学生男女約20人が参加。服の上からながらも、まわしをしっかりと腰に巻きつけ、行司の「のこった」という合図と同時に、体を激しくぶつかり合わせた。保護者たちはわが子の必死な姿をカメラに収めながら、大きな声援をおくっていた。 同社の奉納相撲大会は江戸時代から続く。4年前から子ども対象の大会となり、青少年の健全育成を願った。