2008年9月26日(金)付

古代ロマン 児童体感 小谷小 総合学習で化石掘り
 小谷村の小谷小学校で24日、村についてさまざまな角度から学び、体験する総合学習「小谷っ子タイム」が行われ、自然探検隊の児童が化石掘りで古代のロマンを体験した。 児童は雨中地区の姫川河川敷に行き、同校の竹内雅人教諭の指導で金づちやくぎを手に、化石探しに挑戦した。同所は約400万年前の地層が地殻変動で隆起して地表面に現れているところで、貝類の化石が数多く見つかるという。 これはと思う場所にハンマーをふるい、地層を割ると大きなホタテガイや二枚貝、マキガイなどの化石を次々に掘り当てることができた。自分たちの発掘した化石は箱に入れて分別。校内に展示して全員で観察した。

ライン引き「事故防止」 大町地区安協 交差点で
 秋の交通安全運動期間中、大町地区交通安全協会(倉田定信会長)による、交通安全に向けた啓発活動などの強化が行われている。安協大町支部は25日、「ペイント作戦」と銘うち、管内交差点の事故防止に向けライン引きなどの作業に汗を流した。会員7人が地域住民から要望のあった危険な交差点や、停止線の摩耗した場所など約30か所の道路標示を新設・補修。チョークで書いた下地の上に、慎重にローラーを転がしペンキでラインを描いた。
飲酒運転根絶呼びかけ 松川で交通指導所開設
 21日から30日の秋の全国交通安全運動にあわせて、北安曇地方事務所は24日、松川村の道の駅寄って停まつかわに交通指導所を開設した。指導所には交通安全協会員や大町署、大北地域の自動車販売店協会員、池田、松川役場職員など約80人が参加。ドライバーにシートベルトの着用徹底や飲酒運転根絶などを呼びかけた。交通事故が多発した大町市で8月25日に出された交通事故非常事態宣言も含め、シートベルト着用と夜間交通事故の防止、飲酒運転の根絶、生活道路での事故防止に重点をおき、啓発を行った。
ランニングコース整備着々 小谷栂池 ウッドチップ利用
 小谷村千国沓掛の栂池高原内で進むウッドチップを使ったランニングコース整備が大詰めを迎えている。森林整備と並行して行われる工事で、ウッドチップは同森林整備による間伐材を使用。地域資源を最大限に活用した手法をとった。健康増進と森林保全の両面からの効果が期待される。 整備が進む場所は、千国地区所有林約13f。木々が生い茂り見通しが悪い荒廃林で、野生鳥獣との緩衝帯が必要として、地元住民の協力や理解を得て、昨年7月から整備が始まった。 
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9月の一覧
写真と線画で北ア紹介 有志の会 鷹狩山に案内盤

 大町市の鷹狩山山頂周辺公園化整備を続けている、鷹狩山に展望公園をつくる会(野村透会長)は25日、山頂下芝生広場上部に、北アルプス案内盤を設置した。 北アルプス展望スポットとして人気の鷹狩山だが、晴れた日でも山が見えないこともあり、訪れた人がいつでも北アルプスの山並みが見られるようにと、案内盤を設けた。
社会福祉に役立てて 池工 バザー収益寄付
 池田町の池田工業高校(本間秀明校長)の生徒会役員やバザー係の生徒らは24日、町内5か所の福祉施設に、同校で8月30、31の両日行った「池工祭」で開いた福祉バザーの売上金16万5009円を寄付した。 バザーが最もにぎわうという、池工祭1日目はあいにくの雨だったが、売上金はほぼ、例年並みとなった。バザー開催に向け、7月中旬から生徒自らバザー商品寄付をお願いするチラシを配り歩いたり、自転車で町内の商品集めにまわるなどした。同町社会福祉協議会には、生徒2人が訪れ、寄付金を贈った。