2008年10月4日(土)付
美麻の麻糸 講道館柔道畳に 伝統復元へ器具発掘 柔道を創始した講道館が研究した伝統の柔道畳には、かつて美麻村(現大町市美麻)産の麻糸が産地指定で用いられていた。地域自治組織・美麻地域づくり会議は、当時のままの畳の復元に協力しようと、昔ながらの器具などを探している。麻文化を地域の宝として子どもたちに伝えようと、ミニ柔道畳復元のワークショップを開く。 柔道畳は縁がなく、丈夫な麻糸を用いてカヤツリグサを畳表とし、東日本の和畳と西日本の琉球畳の特徴を合わせてつくられた。講道館創始者の嘉納治五郎が研究を重ね、激しい運動に耐え、柔道の足さばきを最大限に生かすとして東京五輪などでも用いられた。現在は合成繊維のマットに取って代わられ、伝統の畳は絶えている。 |
住民参加の学習発表 八坂中やまびこ祭 大町市の八坂中学校(小澤洋治校長)で3、4の両日、学習総合発表会「第32回やまびこ祭」が開かれている。2日間にわたり一般公開が行われ、全校生徒41人が地域住民と交流しながら学習の成果を発表している。 初日から保護者や住民など多くの来場者が、生徒の取り組みを見学。生徒が総合学習「やさかの時間」で継続的に取り組んだボランティアなど、活動報告に耳を傾けた。 |
松葉祭≠ナ成果披露 松川中 きょう生徒会報告会 松川村の松川中学校(久保田之義校長)は3、4日の両日、同校の文化祭「松葉祭」を開いている。テーマに「彩〜それぞれの色を集めて〜」を掲げ、3日は、各部のステージ発表や体育祭、授業で制作した作品の展示などこれまでの成果を披露した。 今年は新たな企画として2日目に生徒会報告会を設けた。安曇野ちひろ美術館ボランティアや広島平和記念式典参加報告、同村福祉施設「ゆうあい館」へのシルバーカー贈呈などを行う。 |
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スキー場活用でグランプリ 白馬のエコネット全国大会へ 白馬村の有志でつくる白馬環境教育推進協議会(通称エコネット・和田信治代表)はこのほど、エコスキー場構築に向けた取り組みが認められ、社団法人長野県環境保全協会主催の「さわやか信州エコグランプリ2008」でグランプリを受賞した。同会は来年2月、県代表として全国大会に出場する。 基幹産業のスキーに着目し、同協議会は3年ほど前から、村内8か所のスキー場設備に廃食油のバイオ軽油利用や間伐材の有効活用など二酸化炭素排出削減につながるエコ活動を推進してきた。基幹産業を環境面からリードすることで村全体のエコ化につなげたい考えだ。 |
育てたイノシシ味わって 5日まで 三郷幸泉園で祭り 安曇野市三郷小倉、社会福祉法人誠心福祉協会障害者支援施設幸泉園(関原史人園長)秋恒例のいのしし祭りは3日から5日まで開かれている。イノシシ焼き肉や猪鍋、季節のマツタケご飯などが人気を集めている。 同園は入所者が50人、通所者が7人で授産事業の一環としてイノシシ約40頭を飼育している。身体に障害がある人が将来自立していく道を目指す手段としている。いのしし祭りは活動ぶりの周知を図るもので今年で15回目。 |
「心身強く」 体力に挑戦 池工生21`強歩大会 池田町の池田工業高校(本間秀明校長)は3日、今年で41回目となる強歩大会を開き、同町農村広場をスタートした=写真。大会には、全校生徒男子292人、女子12人が参加。秋晴れのすがすがしい気候のもと、完歩を目指して男女ともに全長21`のコースを歩いた。 同大会は生徒それぞれが自分の体力に挑戦し、達成感を味わい、心身を強くする目的で毎年行われている。 |