2008年10月7日(火)付


仁科台 園児と交流 育児の苦労学ぶ
 大町市の仁科台中学校(高橋克好校長)の3年1組の生徒34人は6日、育児体験をはなのき保育園で行った。工作や運動など元気あふれる園児との交流を通して、育児の苦労などを学んだ。生徒たちは年少から年長まで各クラスに分かれ、園児とともにゲームや「お絵かき」に参加。指導をしながら園児たちに四方から服を引かれ、苦笑いを浮かべる生徒もいた。 育児体験は家庭科の授業の一環で、各クラスが訪問を重ね子どもの発育と育児を学習。機会の少ない幼児との交流を通じ、地域住民の関係強化にも期待が寄せられている。

 「おたりの祭り」は、小谷小学校グラウンド特設ステージで、村内各所に伝承されている11の祭りや伝統芸能が披露された。 村内の女性太鼓グループ「姫響」による勇壮な演奏で幕開け。祭りの成功を祈念して小谷杜氏や酒類製造業関係者でつくる「小谷醸友会」のたる酒の鏡割りが行われ、県の無形民俗文化財に指定されている中土地区の伝統芸能「狂拍子(くるんびょうし)」「奴踊り」、川内神社の浦安の舞、千国神社の獅子舞などが奉納された。
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10月の一覧
合併50周年祝い「飛躍」 祭り一堂 歌や映像も 小谷

 ことし合併50周年を迎えた小谷村で5日、小谷小学校を会場に50周年記念式典と記念イベント「おたりの祭り」が開かれた。多数の村民が参加して、半世紀の歩みを振り返りながら節目を祝うとともに、さらなる飛躍に向けて決意を新たにした。 記念式典には150人余が出席。長年にわたり村政の発展に寄与した個人・団体の功労者を表彰した。
陸稲収穫「活性化に」 池田 陸郷 遊休農地で有志喜び
 池田町陸郷の住民有志でつくる登波離橋愛護会(藤松守会長)は5日、畑で育てる「陸稲(おかぼ)」の稲刈り作業を同地区小実平下の畑で行った。作業には子どもからお年寄りまで約15人が参加。約3eの畑にのびのび育った稲を刈った。今後ははざかけし、昔ながらの手作業で脱穀する。収穫した米は11月ころの収穫祭で地域住民で味わい、来春の花見シーズンには観光客にお汁粉などで振る舞うことを予定している。5年目を迎えたことしは連作障害に備え、谷間の平地に畑を変えたものの、イノシシや病気などに悩まされた。会員らが力を合わせて水やりなどに取り組み、苦労の甲斐あって収穫を迎えた。
創業者故郷からたすき 相澤病院100周年で駅伝
ことしで創業100周年を迎える松本市本庄の特定特別医療法人慈泉会「相澤病院」(理事長・相澤孝夫院長)は5日、創業者の故郷である小谷村から病院まで75`をたすきでつなぐ記念駅伝を行った。 小谷村が合併50周年を迎えることから、記念すべき節目をともに祝おうと、同村の記念式典日にあわせて実施。若手から熟年までの医師や病院職員が、地域の声援に支えられながら8区間を力走した。 小谷村で行われた出発式には、関係者や開催を知った村民が早朝から多数訪れ、走者を激励した。