2008年10月9日(木)付


農作業でリーダー育成 JA大北女性農大 リンゴ葉摘み

 JA大北の女性農業大学3期生は7日、リンゴ農作業体験を大町市中原町の武井英夫さんの農園で行った。地域の農産物を使った食品作りを学ぶ受講生たちが、リンゴの葉摘みを通して生産の現場を体験した。体験には受講生13人が参加し、JA大北職員を講師にリンゴ「ふじ」の葉摘みに挑戦。葉で覆われた部分がところどころ白く、日光を満遍なく当て、赤く色づけるための作業に汗を流した。
栄養士から食育学ぶ 小谷保育園で講話
 小谷村の小谷保育園で7日、同村の栄養士・横川明美さんを講師に、年長園児保護者を対象とした食育講話が行われた。 明るく健康で活力ある村づくりをめざす中で、次年度に小学校入学を迎える子どもを持つ保護者に、村の小学生の生活習慣の現状を知ってもらい、食の安全に関する知識や望ましい食習慣について、理解を深めてもらおうと毎年行われている。 横川さんは昨年小谷小児童に行った「小学生の生活アンケート」をもとに、食生活や生活習慣の実態、課題について話した。
11月にイベント企画 北ア山麓ブランド運営委
 大北地域の地場産品の潜在力を掘り起こし、地域の活性化につなげようと認定している「北アルプス山麓(ろく)農畜産物ブランド運営委員会」(委員長・宮澤敏文県議)は7日、大町合同庁舎で本年度2回目の会合を開いた。初のPRイベントとして、実りの秋「北アルプス山麓ブランドの日」を開催し、地域住民に認定品をPRしていくことを決めた。イベントは11月16日に大町市のサンアルプス大町を会場に開く計画。これまでに生まれた38点の認定品を知ってもらい、地域みんなで信頼の高いブランド品に育てていくねらいで、展示即売、商談会、ブランド品を使用したランチの提供などのほか、講演会も開催する。
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10月の一覧
体験から認知症介護学ぶ 大町 鹿島荘で講習会
大町市の養護老人ホーム鹿島荘(宮田孝一所長)で7日、認知症介護講習会が開かれた。地域住民や職員、施設利用者約30人が池田町の託老所「たかちゃん家」の職員・小山房子さんを講師に、実体験を通した介護方法を学んだ。 小山さんは認知症の主症状である記憶障害を持つ患者はしかられることや否定されることで、意欲低下やはいかいなどの症状を引き起こすと説明。患者自身ができることを伸ばし、言動を否定しない介護が重要と話した。
展示作品入れ替え 松川 ちひろ美術館
 松川村の安曇野ちひろ美術館は11月30日まで、「愛」を感じさせる作品を展示した「ちひろ愛の物語」、「世界の絵本画家展V」、「相田みつを&いわさきちひろコラボレーション展」を行っている。「ちひろ愛の物語」では、親ゆび姫や白鳥の湖など7作品の絵を展示。日常のささやかな愛から愛らしさが伝わる作品までさまざまな「愛」にまつわる人気作品が並ぶ。夫・松本善明との作品もあり、ちひろ自身の愛を見ることもできる。
水稲の歴史作業で体感 松川の児童古代米収穫
 松川村の松川小学校3年生児童97人は7日、村農業委員会(榛葉良行会長)と同村営農支援センターが管理する農業小学校の田で稲刈りを行った。児童は、かまで稲を刈る昔ながらの作業に慣れない手つきながらも、懸命に作業をすすめ、農作業の大変さを学んだ。古代米の「白毛もち」の植えられた約5eの田は、前日までの雨でぬかるんでいたが、児童らは泥だらけになりながら自分たちの背丈ほどもある稲を抱えるようにして刈り取ってはぜがけをした。隣接したコシヒカリの田は、コンバインで刈り取りを行い、近代と昔の稲刈りの違いについても学習した。