2008年10月18日(土)付

地域の食でもてなす 大町 秋の味覚祭り
 「黒部ダムの麓(ふもと)秋の味覚祭り」(お客様感謝キャンペーン実行委員会主催)は17、18、19の各日、大町市の大町温泉郷、トロリーバス扇沢駅、中央通商店街の3会場で開いている。県内外から訪れた観光客に、地元産の食材などを提供し、大町の特産品をアピールしている。
 扇沢駅では午前9時から午後4時まで、地元産の野菜を使ったきのこ汁の無料配布や、地元産リンゴの試食、販売コーナーなどを開設。県のブランド品種「シナノスイート」など、観光客が思いがけないもてなしを笑顔で味わっていた。
 大町温泉郷会場では午後1時から4時半まで、地元の農作物や漬物など物産コーナー、各施設で民話の語りや利き酒などさまざまなイベントを開催。商店街を会場にした「まちなかエリア」でも協賛店によるダムをかたどった「巨大黒部ダムカレー」が19日正午から、数量限定で振る舞われる。
ニジマス採卵始まる 明科の県水産試験場
 安曇野市明科の県水産試験場(篠原初場長)は17日、今シーズンのニジマス採卵作業を始めた。12月上旬まで採卵作業を続け、親魚約1400匹から約420万粒の採卵を予定しており、試験研究用に役立て一部は養殖業者に出荷する。
 ニジマスは3年で成熟し3年目の秋から冬にかけて採卵する。飼育用池で親魚の腹部を1匹ずつ確認して採卵可能かどうかを鑑別して採卵場で麻酔をかけて台に固定して腹を押して採卵した。社会科見学に訪れていた東筑摩郡筑北村の本城小学校5年生が採卵体験をした。
もろこしアート展きょうから 池田の福源御囲蔵で
 トウモロコシの皮を使った工芸作品制作に取り組む、池田町出身の佐藤しげ子さん=安曇野市豊科=は18、19、20の3日間、「しげこと仲間」展を同町の福源御囲蔵(おかこいぐら)ホールで開く。制作仲間とともに、温かみあふれる人形作品など約200点を出展する。
 17日は、佐藤さんら5人が会場準備に追われた。トウモロコシの材質を生かした子どもや妖精、花々などのかわいらしい作品が並び、柔らかみや温かみを味わうことができる。同時に会場では、モロコシアート創始者であり、講師の曽根原令子さんの作品特別展も開催する。

40年節目健全な食誓う 大北食改が記念交歓会
 県食生活改善推進協議会大北支部(中島節子支部長・会員355人)と大町保健所は17日、「第40回大北食改交歓会」を大町市のサン・アルプス大町で開いた。同支部はことしで設立40周年を迎え、記念大会として開催した。
 大北地域から支部推進員や一般住民ら約150人が参加。支部役員による寸劇や「影武者」のシンセサイザー演奏、役員を歴任し支部発展に貢献した14人への感謝状贈呈、料理研究家・横山タカ子氏の講演などで節目を祝い、今後も地域住民とともに健全な食習慣の定着を目指していくことを誓い合った。
森林セラピー初案内 小谷 受講生 紅葉鎌池で
 小谷村森林セラピー推進協議会(高橋正宏会長)は17と18の両日、同村小谷温泉上部の鎌池で「森林セラピー体験会」を開いている。森林での健康増進効果を目的に訪れる観光客を案内するための「森林セラピーインストラクター」の資格取得をめざす受講生が、これまで学んだ知識を生かし、初めて体験者の案内を担当。ガイドとして事実上のデビューを果たしている。
 受講生は受け付けを済ませた参加者の顔ぶれからその目的などを推察し、それぞれのニーズに応えたガイドを実践した。体験者は紅葉が見ごろを迎えた鎌池の景色を堪能しながらガイドの解説を聞き、池の周りを2時間かけて散策した。
1年間の学習成果披露 安曇養護学校とんぼまつり
 池田町会染の安曇養護学校(大原文男校長・165人)は17、18の両日、1年の学習の集大成を発表する「とんぼまつり」を開いている。テーマを「あついハートとつよいきずなみんなでつくろうとんぼまつり21」とし、ステージ発表や作業学習での作品展示、販売などでにぎわっている。
 18日はこれまで学んできた作業学習や課題学習の成果として小学部、訪問部は訪れた人とふれあうことをテーマに作品を展示。中高等部は日ごろ制作してきた作品などを模擬店で展示、販売する。
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