2008年10月28日(火)付


大町温泉郷でワークショップ 観光資材を再発見
 大町市の温泉郷周辺の市民団体らを中心に協働で町おこしをすすめる「大町温泉郷周辺地域連携協議会」(ぐるった協議会・小林敏博会長)は26日、同市野口の「わっぱらんど」で温泉郷周辺の資源のマップづくりや間伐材利用の薪づくり体験のワークショップ「つくってみよう、ぐるった資源マップ」を開いた。同イベントは、普段車移動で通り過ぎてしまう、わっぱらんど、温泉郷周辺の面白い資源や位置関係を把握し、地域が一体となり、徒歩を中心とした観光客の視点から資源を再発見しようと行われた。
秋の北ア山ろく駆ける 池田町でハーフマラソン
 あづみ野池田ハーフマラソン(同実行委員会、大北陸上競技協会主催・勝山隆之大会長)は26日、同町高瀬中学校をスタートした=写真。今年で20回の節目を迎える同大会には招待選手の同町出身でソウルオリンピック出場の中山竹通選手(愛和精鋼)はじめ、1071人が出場し、雪がうっすら積もる北アルプスと紅葉の景色のなかを元気に駆け抜けた。 大会は今年20回を迎え、延べ参加者数は2万5500人となり、完走者全員に感謝の気持ちを込めて、ラベンダー入りてるてる坊主が贈られた。出場選手は向かい風が吹くなかハーフマラソンを皮切りに、緊張した面持ちでつぎつぎとスタート。風に負けない力強い走りを見せていた。
国際ワークキャンプで体験 小谷の「協働学舎」
 さまざまなハンディを持った者が共に働き、自給自足で生活する小谷村真木のコミュニティー施設「共働学舎」は、15日から28日までの日程で、国内外の青年が長期間共同生活し、ボランティアで住民たちとともに農村開発などに取り組む「国際ワークキャンプ」(NICE)を受け入れている。今回は日本を含むアメリカ・韓国・フランスなどから10人が参加。同施設のメンバーと寝食を共にしながら、昔ながらの自給自足の有機農業を体験している。
白馬でMTB24時間耐久 五輪コースで記録目指す
 白馬村の白馬スノーハープ競技場で25と26の両日、昼夜24時間にわたりスノーハープの特設コースを何周できるかを競うキャンプ型イベント「白馬24時間マウンテンバイク大会」(白馬さのさか大会実行委・日本マウンテンバイク協会主催)が開かれた。 同競技は海外では年間のシリーズ選、全米選手権、世界大会が開催され、愛好家に人気の種目。日本では国内初の公認大会が冬季五輪の会場となった同コースで昨年行われており、今回で2回目。
都会っ子と竪穴住居に 小谷のNPO山留育成会

 小谷村のNPO法人「小谷山村留学育成会」(北村正理事長)は25と26の両日、同村雨中のカヤ場でカヤ刈り作業を行った。カヤは都会の子どもたちと地域住民の新たな交流の場にしようと、同村中土で建設を始めた竪穴式住居作りに使うもの。育成会メンバーや地域住民らが多数参加して、作業に汗を流した。
伝統のかやぶき屋根守る
刈り取り作業に汗 小谷唯一の職人松沢さん

 小谷村で唯一のかやぶき屋根の伝承技術を持つ屋根職人・松沢敬夫さん宅で、屋根のふき替えに使うカヤの刈り取り作業が最盛期を迎えている。昔ながらの伝統的かやぶき民家を維持するための大切な資材として、毎年家族総出で作業を行っている。最近では昔ながらの生活文化に興味を持つ人々が増えたことから、村内外から希望者を募り、カヤ刈り体験の受け入れも行っている。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2008 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

10月の一覧