2008年10月30日(木)付


そば打ちや布ぞうり作り 大町北高 住民が講師 ワークショップ
 大町市の大町北高校(柏原康久校長)は28日、住民らと交流を図りながら、実践を通して文化を学ぶワークショップを開いた。全校生徒約330人が地域住民らを講師に、そば打ちや布ぞうり作りなど多様性に富んだ15講座を受講した。 健常者と障害者がともに楽しむ車いすダンスを受講した生徒は、講師が優雅に踊る様子を見学。社交ダンスの基本のステップを練習し、車いすとサポートの2役に分かれて、実践した。 音楽に合わせて、車いすに乗った友人の手を引き、ターンを披露。思わぬ方向に曲がっていく車イスを、慌てて追いかける様子に笑いが起きていた。
昔ながらの脱穀体験 松川の児童農作業の歴史学ぶ

 松川村の松川小学校(飯田茂校長)3年生児童96人は27日、米づくりを学ぶ「安曇野まつかわ農業小学校」の田約5eで今月7日にはぜ掛けをしたもち米を脱穀した。現代の稲刈り機と昔ながらの足踏み脱穀機を使っての脱穀体験で、現代と昔の農作業の違いを学んだ。
「日本一あじさい園に」 池田 郷の水野さん 森林保全と観光振興に汗
 池田町陸郷の水野建設社長・水野龍二さんは、所有の荒廃地でアジサイ観賞園「夢あじさい園」の建設を進めている。ことし6月から県内外から集めたアジサイ苗を定職すると同時に、間伐材を使った遊歩道整備を進め、森林保全を観光振興に生かす取り組みに日々奮闘している。水野さんは、社内の草木を愛好する職員とともに「日本一のアジサイ園にしたい」と時間を見つけては作業に汗を流している。再来年春の開園を目指す。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2008 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

10月の一覧
大町常盤の小澤さん「びっくり」 季節はずれリンゴ開花

 大町市常盤の小澤謙喜さん宅のリンゴ園で27日、数本のリンゴの木がいくつもの花を咲かせ、家族もびっくり。自宅に隣接するリンゴ園では約40本の「ふじ」が赤く色づいた実をつけており、謙喜さんが日当たりをよくする葉摘みや玉回しの作業中に気づいた。薄いピンク色の花があちこちで開いているほか=写真、濃い色のつぼみも無数にあり、このあともしばらく花が見られそうだ。
池田 紅葉競演ライトアップ 長福寺のイチョウとモミジ
 池田町滝沢の長福寺(中村祐孝住職)境内で色づくイチョウとモミジが見ごろを迎えている。黄金色のイチョウと赤で染まるモミジが並ぶように競演。境内を秋色に飾り、多くの写真愛好家らが足を運んでいる。夜間には、近くに住む住民の協力でライトアップされており、幻想的な風景を夜空に映し出している。 境内には、高さ30bほどのイチョウと、樹齢100年をゆうに超えるモミジが並ぶ。紅葉時期ともなれば、互いに存在感を示すかのように見事に色づき、紅葉スポットとして定着してきている。
秋の味覚に舌鼓 松川キノコ狩り 鑑定や振る舞い

 松川村観光協会は同村馬羅尾高原清流の森でこのほど、恒例のキノコ狩りを開いた。県内や横浜市、豊橋市などから約350人が参加した。同高原内を散策し、参加者それぞれがとってきたキノコを県きのこ衛生指導員が食べられるキノコか鑑定し、食べられるもの、不適などにより分けた。参加者は今まで食べられないと思っていたキノコがほとんど毒ではないことなどを知り、感心した様子だった。