2008年11月11日(火)付


一日消防士#F識新たに 北ア南部署で業務体験
 北アルプス広域南部消防署(奥原一繁署長)は10日、一日消防士体験を行った。「池田松川防火管理者協議会事業所」のうち、安曇野ちひろ美術館、JA大北松川支所、厚生連安曇総合病院の3事業所から3人が参加し、防火意識、知識を養い、消防車からの放水体験やはしご車や救急車乗車体験、空気マスク着用などを体験し、防火に対する意識を高めた。同行事は9日から始まった全国一斉秋の火災予防運動の一環。北アルプス広域消防本部内の同署、大町消防署、北部消防署で年に1度、交代で開いている。
大町商議所 緊急経済対策を要望 市に「配慮を」

 大町市の大町商工会議所(小日向忠会頭)は10日、中小企業への経済対策を望む要望書を市や市議会に提出した。世界的な経済情勢の悪化により、実体経済の先行きに懸念が強まる中で、建設・製造業など市内の中小企業や小規模事業者の経営が行き詰まらないための配慮を求めた。
障害者の気持ち実感 美麻中で人権旬間に交流
 美麻小中学校は10日、同日からの人権旬間に合わせ、地元の障害者との交流や、目隠しや介助の体験を通し、目が不自由な人の気持ちを実感した。同日は中学2、3年生の三十数人が、ひまわりの家利用者の高橋久恵さんから話を聞いた。7年前に視力を失ったという高橋さんは、目が見えなくなってからの普段の生活や体験談を生の声で生徒に伝えた。視覚障害者にも、点字が読めたり読めなかったり、視力の強弱があるなど、さまざまな人がいて、それぞれに合ったサポートが必要なことを生徒たちは学んだ。
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11月の一覧
有事の即応体制確立 大町合同庁舎で総合消防訓練
 北安曇地方事務所(畑中和良所長)は10日、大町市の県大町合同庁舎で総合消防訓練を実施した。職員の防災意識の高揚と消防団員の救助・消火技術の向上を図るねらいで、毎年この時期に実施している。合庁2階から出火したとの想定で行い、県現地機関職員約210人のうち120人が参加。通報、避難誘導、防護、消火、救護の各訓練を実施し、万一に備えて即応できる体制の確立を再確認した。
松川 りんごオーナー笑顔の収穫
 松川村のりんごオーナー制度収穫祭は8、9の両日、同村内各地のリンゴ園で開かれた。同村観光協会が産業や観光の活性化を目的に7年前から始めたもので、秋が深まり肌寒くなった9日は県内外各地から訪れたオーナーが赤くたわわに実ったリンゴを収穫した。 同村は気温の日較差が大きく、甘くおいしいリンゴ育成に適した土壌とされる。今年は天候が良く適度な雨に恵まれ、色づき、玉のび、みつ入りの良い上質のリンゴができた。6つの農園で約250本の参加申し込みがあり日常の施肥、摘花、玉回し、せん定などの作業は農園主が行い、希望者は作業体験もした。
NPOが共同作業所新設 白馬 冬の活動拠点「東生小屋」
 白馬村のNPO法人里山塾(田中東生代表)はこのほど、同村みそら野別荘地に障害者の相互支援と社会参加を目的とする共同作業所「東生小屋」をオープンした。10日は同所で塾の収穫祭が行われ、会員やボランティア、村の福祉関係者など多数が参加して、ことしの豊作を喜びながら開所を祝った。 同塾は障害のある人もない人も地域でともに暮らす社会づくりをめざして発足。これまでに小川村の荒廃農地を活用して、作業所などで働く障害者のグループとともにトマトやタマネギなどを有機栽培したり、障害者と都市住民の交流の場として、同村神城に市民農園を開園するなど、農作業を障害者の働き口とする農業分野での就労機会の拡大をはかっている。