2008年11月19日(水)付


大町から峯街道を歩こう 善光寺まで踏破目指す
 白馬村在住の民俗・日本思想史家、田中欣一さんが案内する「峯街道を歩いてみよう」(週刊長野新聞社主催)の第1回目が18日、大町市の王子神社からスタートした。もう一つの善光寺道といわれる、起点の大町から小川村−中条村−安茂里を経て終点の長野市・善光寺までの約48`の行程を、3回に分けて踏破するもので、初回は1泊2日の日程で行われた。大北地域や長野市をはじめ、東京や埼玉などから、定員の50人を上回る申し込みがあった。田中さんから王子神社の概要説明を受けたあと、美麻に向けて出発した。同日は小川村の「星と緑のロマン館」に宿泊し、信州新町と小川村境の越道上までの約23`を歩きながら、山村の現状や歴史、民俗を訪ねる。
絵や書力作並ぶ 豊科近美 四賀の障害者施設展
 安曇野市豊科、豊科近代美術館で24日まで松本市四賀刈谷原町、知的障害者更生施設の四賀アイ・アイ(小口節施設長)の第10回かりん展が開かれている。障害の重い人でつくる同施設のかりんグループ16人の絵と書64点を展示している。 かりんグループは入所者11人、通所者5人で、生ごみを使った肥料のぼかしの製造と販売を行い、散歩、軽運動で季節の移り変わりを感じ、絵画、陶芸、音楽などの芸術活動をしている。かりん展はこのうち芸術活動の成果披露の場で、グループ一人ひとりが絵画3点と書1点ずつを出品した。
育てた新そばに舌鼓 池田滝沢 老人クラブ手打ち楽しむ

 池田町会染滝沢の老人クラブ「滝沢秋葉会」(片瀬海司会長)は18日、同地区集落センターで今年初めて自分たちの手で栽培したそば粉を使ってそば打ちを楽しんだ。会員約30人が参加し打ちたてのそばに舌鼓を打っていた。
手打ちそば学ぶ 大町 旭町公民館で講習
 大町市旭町公民館(藤林泉館長)は16日、地域住民を対象にしたそば打ち講習会を同公民館で開いた。「地元産のそば粉を使って手打ちそばの技術を学ぶとともに、おいしい新そばを味わってもらおう」と、3年前から毎年開催している。大町商工会議所青年部の講習会でそば打ちを習得したという、同市南原町の市川昭裕さんを講師に招き、町民30人余が参加して粉の練り方や延ばし方、切り方、ゆで方など、一通りの技術を学んだ。4年目を迎えて毎年参加している町民も多く、慣れた手つきの人も増えてきた。市川さんから「水の量をきちんと守ることと、こねるときの水回しがポイント」などのアドバイスを受けながら、交替で取り組んだ。
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11月の一覧
「お仕事がんばって」 りんどう幼稚園事業所訪問
大町市平借馬のりんどう幼稚園(西沢弥恵子園長)の年長児26人は17、18の両日、勤労感謝の日に合わせて、市内の事業所など9か所を訪れ、手づくりのカレンダーとシクラメンの鉢植えを贈った。大糸タイムス社には18日、5人が訪れ、川上袈裟賜社長に「お仕事がんばってください」とあいさつ。川上社長が来年小学校入学を控えた園児に対し「ありがとうございます。みなさんも勉強やスポーツをがんばってください」とお礼を返した=写真
明科 初冬彩る柿すだれ
 初冬を迎え、大北地方や安曇野市では各地で干し柿づくりが本格的になっている。犀川の川霧がおいしい干し柿づくりに適していると、かつては名産地で知られた安曇野市明科の渡辺正芳さん宅では今年も軒下に柿すだれがお目見えした。 渡辺さんは明科柿の会会長を務め、地域で干し柿作りの指導に当たるベテラン。桑園跡地に平たく四角形をしているのが特徴のヒラタネナシガキ50本を育てて平成5年から干し柿づくりをしている。