2008年11月28日(金)付


年越しそば打とう 平公民館で講座 大町
 「自分の手で年越しそばが打てるようになろう」と、大町市平公民館が毎年開いているそば打ち講座が25日から始まった。12月23日までの間5回開き、そば打ちの技術を身につける。 講座は平成10年度から始まり、今年で11年目。受講生たちが集まりサークルを結成し、地域でそば打ち講習の講師を務めるなど、そば打ち技術の普及をはかっている。 本年度の講座には9人が参加、同市平中綱の大谷修子さんらを講師にそば打ちを習う。初日はソバの由来などについて話を聞いたあと、そば粉8割、つなぎ2割の「二八そば」に挑んだ。
童話の語りで交流 松川 有志の会と児童ら
 松川村で有明山から見渡せる場所が題材となった民話を語り聞かせている「有明山語りの会」(綱島裕子代表)は26日、同村公民館講堂で、読み聞かせ交流会を開いた。児童や村民約40人が語りに聴き入った=写真。会員6人が良く知られた松谷みよ子作の童話「つるの恩返し」や塩尻市に伝わる狐が汽車に化け、仲間の敵を討とうとする、はまみつお作の民話「桔梗ケ原の玄蕃(げんば)の丞(じょう)」を琴やピアノとともに語り、児童と交流した。会員が熱の入った語りや演奏を披露すると、児童らは尺八やつづみなど、時代背景に近い楽器が取り入れられた語りに真剣に聴き入っていた。
特産化目指し梅定植 松川の鼠穴営農組合
 松川村の鼠穴集落営農組合(新村久仁男組合長)は特産化や猿害防止をねらいに27日、同地区の村指定文化財「桜沢いせき公園」内に、梅や受粉用のアンズの木など約100本を植えた。再来年の春には見ごろを迎え、梅の花見や実の収穫が楽しめるようになる。同公園の利用率向上や猿被害を減らしたいと、猿害に強く特産物として収穫体験やイベントなどへの利用も可能な「梅」を植えた。県の「地域発元気づくり支援金」を用い、同組合が村教育委員会や農業委員会などと協力してすすめている。
エコマネー≠ナ労働報酬 小谷 えんでく会大豆支給
 小谷村の女性有志でつくる「えんでく会」(山地與利子会長)は27日、今年度の活動報告会を同村栂池の観光センター2階で開き、今年度の労働報酬として自分たちが栽培した大豆を「エコマネー」として会員に現物支給した。 エコマネー制度は、限られた地域や仲間の中で値段がつけづらい手助けや環境、福祉、 教育、文化などに関するやりとりに対して支払われる地域通貨。同会では毎年共同畑で大豆やソバを育てながら地産地消と自給自足の活動を続ける中で、作業や会合に定期的に参加できる会員が少ないことから、労働提供力をエコマネーにして気持ちに負担をかけない活動にしていこうと、現物支給制度を取り入れている。
スキー場が環境保全推進 白馬 五竜は生ごみ堆肥化
 白馬村の7スキー場は今シーズンも各スキー場で地球温暖化防止に向けた環境保全のためのさまざまな取り組みを行っている。スキー場内の直営レストランからの廃食油の回収・利用、間伐材を使ったはし利用、スキー客への環境啓発活動や従業員を対象とした環境保全教育などで、エコロジーの視点からスキースポーツの活性化につなげようと、積極的な活動を展開している。 白馬五竜いいもりゲレンデではレストランや従業員宿舎などのシーズン中の生ごみをすべて堆肥(たいひ)化する「エコボックス」の稼働を決め、効果に大きな期待が寄せられている。
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