2008年12月21日(日)付


改修三重塔ライトアップ 大町 王子神社初の企画 大みそか本番
 大町市俵町の「若一王子神社三重塔」(県宝)をライトアップする試みが19日夜、同神社で行われた。イエローと淡いブルーのライトそれぞれ2基ずつを設置し、位置や高さ、角度など調整した。
竹内直彦宮司によると、三重塔のライトアップは初めてで、「屋根のふき替え工事が終わったばかりの三重塔が、明かりに浮かぶ姿を二年参りの大勢の人に見てもらい、感動していただきたい」と、期間限定で設置を決めた。
飲酒運転撲滅を 大町署が一斉検問
大町署は年末の交通安全運動と特別警戒期間中の19日、交通安全と防犯に向けた、一斉検問を行った。大町市でも市内数個所に検問所を設置し、署員が飲酒運転などの取り締まりを行った。市内の検問所では、氷点下に冷え込むなか、防寒着に身を包んだ署員が、通行車両に停車を求め、飲酒の有無などを確認し、ドライバーに安全運転を呼びかけた。同署によると、飲酒運転の罰則が強化されたことで、全国的に悪質なドライバーは減少しているものの、今年に入ってから、飲酒による悲惨な交通事故が数件発生。同署管内では19日現在、飲酒運転が絡む人身事故が7件発生している。
池田で交通指導所開設 飲酒運転撲滅呼びかけ
 池田松川交通安全協会と北安曇地方事務所地方部は19日、池田町ハーブセンター前の道の駅で交通指導所を開設した。両町村の役場職員や会員など約100人が道行く車を止め、ドライバーに啓発チラシや同協会女性部がハンドタオルで手づくりしたマスコット「ベルちゃん」を手渡し、飲酒運転防止を呼びかけた。 年末の交通安全運動にあわせて開所した。両町村では人身事故が減少傾向にあり、死亡事故ゼロ日数が松川村では約400日、池田町では約500日続いている。会員らは啓発文句の入った蛍光旗を片手に指導所に入ってきた車のドライバーに「気をつけて運転してくださいね」などと呼びかけ、飲酒運転への注意を促した。
築100年古民家を再生 大町木崎 あすまで完成見学会
 大町市平木崎の築100年余りの古民家中村功さん宅が受け継がれた伝統をいかし再生された。家を支え続けた大黒柱やはり、何人もの人が出入りした玄関など、先代から引き継ぎ守り続けた思いを余すことなく再利用し生まれ変わった。20、21の両日、施工した且企(トシキ)一級建築士事務所大町営業所(権野三貴男所長)による完成見学会が開かれ、近隣の人など多くの人が訪れ古材の有効活用に興味や関心を示した。同家は明治30年代、火災により建て替えられて以来、かやぶき屋根が特徴の昔ながらの民家。昨年夏、日照り続きの後の大雨によりこれまで経験した事のなかった雨漏りが生じた。かやのふき替えや修繕も考えたが、同社のアドバイスや先祖の思いを受け「古民家再生」を決めた。
冬至カボチャ「無病息災」 国営あづみの公園で振る舞い
 21日は二十四節気で年内最後となる冬至。1年のうちで昼が最も短く、夜が長いとされる日で、無病息災に願いを込めた冬至カボチャやゆず湯の行事が行われる。
 中国での太陰暦行事が中世になって日本に伝わり、宮中などでさまざまな行事が行れたことがもととなり現在に至るとされる。冬至カボチャはビタミン類を多く含んでいて、食べることで寒い冬場を元気に過ごせるようにとの思いがあったという。
 安曇野市堀金烏川の国営アルプスあづみの公園では、20、21の両日、冬至カボチャの振る舞いが行われている。テーマ展示館社会科教室で、カボチャと小豆を煮たなかに小麦粉だんごを入れたものを自在かぎをつるした囲炉裏ばたで味わう。
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