2008年12月27日(土)付


スキー場に天の恵み 大町の積雪 平年の3倍
 西高東低の冬型の気圧配置が強まり日本海側の上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、大北地域では25日夜から26日にかけて豪雪に見舞われた。住民らが除雪などに追われる一方で、雪不足に悩んでいた大町・白馬・小谷の各スキー場では、年末年始の書き入れどきを前に、待ちに待った恵みの雪に胸をなで下ろしていた。27日には相次いでオープンしそうだ。 長野地方気象台によると、午後1時現在の積雪は、大町市で23aと平年の3倍を記録。白馬村で24a、小谷村で26a積もった。気象庁は大北地域に大雪注意報となだれ注意報を相次いで発令。雪は27日朝まで降り続く見込みで、24時間最大降雪量は山沿いで40a、平地で20aに達するとみて、降雪による交通障害に注意を呼びかけている
無理なく体操「健康踊り」 池田の高齢者教室考案
 池田町総合福祉センターやすらぎの郷で開いている高齢者の体操教室「池田町イキイキ健康クラブ」(坂元謙一会長兼インストラクター)はこのほど、高齢者のための軽体操「池田健康踊り」を考案した。普段使わない筋肉を動かす体操に参加者は楽しみながら汗を流している。 同体操は無理のない運動で筋肉を動かし、高齢者の寝たきりや老化を防止しようと坂本会長が岐阜県郡上市の「郡上踊り」や茨城県・旧大洋村の健康体操「たっしゃか踊り」を元に考案した。参加者から「いい運動になる」「楽しい」と好評だ。 参加者は音楽に合わせて、輪をつくりながら歩き、手を左右に動かしたり盆踊りを踊るように緩やかな動きで体を動かした。「動きの順番を覚えるのも頭の体操になってよい」と軽やかなステップを踏んでいた。
2学期のがんばり発表 大北 小学校で終業式
 大北地域の各小学校で27日、終業式が行われた。児童たちは冬休みを前に、2学期を振り返った。大町市の大町西小学校(幅下守校長)では、1年生や4年生が発表を行い、夏から冬にかけて取り組んできた学習の成果を全校の前で披露した。幅下校長は「心のチャイム」で規則正しい生活や、冬ならではの遊びを楽しむことを呼びかけ、「2学期の始業式でお願いしたとおり、皆さん勉強や読書、運動会などいろんな面で本気を出してがんばってきた。これから新しい年。本気で取り組むことを見つけて、がんばってください」と話した。
思い出詰めタイムカプセル=@大町南小6年2組記念碑除幕

 大町市常盤の大町南小学校(今水茂校長)の6年2組(吉田知美教諭・児童28人)は25日、小学生時代の思い出を閉じ込めたタイムカプセルを埋めた。場所の目印や記念碑となるいしぶみの除幕式を校庭東側のアカマツ林で行い、級友や教師とのきずなを深めた。
「浮世絵に見る忠臣蔵」 ギャラリーいーずらで作品展
 大町市のNPO法人シルバリー(糠塚たかし理事長)は26日から30日まで、「浮世絵に見る忠臣蔵」展を仁科町のギャラリーいーずらで開いている=写真。江戸時代の歌川派が手がけた当時の浮世絵を通し、江戸時代まで連綿と引き継がれてきた日本文化を見直す企画。入場無料。 会場には、当時から歌舞伎の人気題材とされていた忠臣蔵をテーマに、討ち入りの場面を描いた作品や登場人物を紹介した作品などの貴重な作品や、歌舞伎の役者絵など41点が並ぶ。パネルで世界の美術史の中での浮世絵の位置づけや、忠臣蔵について解説している。
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