2008年12月31日(水)付


栂池に臨時派出所 年末年始の事件事故防止
 大町警察署は29日から、小谷村栂池高原スキー場の観光センターに臨時警備派出所を開所した。今シーズンは署員が2人ずつ交代で同事務所に常駐し、29日から1月3日までの年末年始は24時間体制で、1月末までは土日・祝日の午前9時から午後6時まで、交通事故防止や遺失物受け付け、パトロールなどの業務にあたる。 29日に行われた開所式には村長、同署員、地元観光協会関係者ら多数が参加。同センター入り口に派出所の看板が掲げられ、参加者が地域の守りを誓いあった。
神明宮の魅力再発見 元旦から「素人写真展」
 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮は新年1日から、「素人の写真展」を同社務所で開く。写真を撮ることを通して宮の魅力を改めて見つめなおしてほしいと募集した初めての企画で、さまざまな視点から撮影した四季折々の社の写真が並ぶ。応募された作品は昨年度撮影された、市内外のアマチュア写真愛好者約10人から集まった22点。当日に向けて、展示の準備が進んでいる。例祭で奉納された県無形文化財の「太々神楽(だいだいかぐら)」や、やんちゃな子どもみこし、春のサクラと並ぶ三本杉や、秋の紅葉の下で泳ぐ池のコイなど、さまざまな季節の社の模様が写真に映し出されている。
地元食材でお正月 松川社協が豪華おせち
 松川村社会福祉協議会の配食ボランティアは30日、おせち料理づくりを村福祉プラザゆうあい館で行った。一人で年を越す高齢者たちが「少しでも良い正月が過ごせるように」との気持ちを込めながら、地元食材をふんだんに使った料理に腕を振るった。おせちづくりには共同募金の配布金を充て、ことしで10年目を迎えた。 ことしのメニューは、ぶりの照り焼き、にしんの昆布巻き、りんごのワイン煮、たまご焼きなど十数種類。調理にはメンバー十数人があたり、一品一品丁寧に仕上げていき、彩り豊かで豪華なおせち約40食分を完成させた。容器には「よいお年をお迎え下さい」とのメッセージと折り鶴を添えた。
屋根しゅん工報告 王子神社三重塔
 屋根のふき替え工事を終えた大町市俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)は30日、県宝三重塔のしゅん工報告祭を同神社境内で行った。氏子総代ら約50人が参列し、90年ぶりに装いを新たにした県宝の完成を祝した。 三重塔前で清めの神事が行われ、神社関係者らは「見事な出来。永遠に守り続けていきたい」と気持ちをひとつにした。 屋根ふき替えは、本殿創建450年の記念事業として、昨年の市指定文化財観音堂改修に続き行われた。三重塔は、幅三間、三層で、江戸時代中期に建てられた。屋根のふき替えは大正5年以来となる。
安曇野市北小倉の御柱 元旦に向け準備
安曇野市三郷小倉北小倉地区下区では30日、五穀豊穣や無病息災を願う元日の伝統行事である道祖神御柱の準備を整えた。児童10人と大人合わせて約20人が参加。つじにある道祖神に新年を迎える松飾りをしたあと、新聞紙などで作った直径約1bの円盤状の張り子の赤い「日天(にってん)」と、長さ3bほどの白い三日月形「月天(がってん)」を御柱上部に飾る竹に取り付けた。 御柱はヒノキの木の上に北小倉地区内の民家から譲り受けた竹などでつくり、高さは約30b。元日の午前6時ころから集まり、道祖神のあるつじに今年新調した3本の受け木に建てる。
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