安曇野市では、堀金支所に部課長ら幹部約100人が集まって仕事始め式を行った。 平林伊三郎市長は地方分権の時代が迫る中で、市職員の心構えの大切さを訓示。市の課題として土地利用制度と庁舎問題を挙げ、「土地利用は国の制度に頼ってきたことから脱却しなければならない。どう作り上げるかが、地方分権のあり方を示唆しうる重要な問題。庁舎はさまざまな意見があるが、分庁では十分な市民サービスとはいえない」と話した。 「厳しい中でも他と比べ安曇野市は希望の持てる自治体。丑(うし)年で私も年男。牛は一歩一歩地に足を据え歩く力を持っている。時には牛歩でかまわないが、(歩み進む)よい年にしたい」と抱負を述べた。

2009年1月6日(火)付


各地で仕事始め式 大町、安曇野市長があいさつ
 平成21年の正月休みが明けた月曜の5日、全国の官公庁や企業の多くが仕事始めを迎えた。大北・安曇野各地の市役所や町村役場は仕事始めの式を開き、新年の業務開始に向けて気持ちを新たにした。大町市では市役所で、初出勤した本庁や支所、各関係機関の職員らが勢ぞろいし、仕事始めの式を開いた。「あけましておめでとうございます」のあいさつで1年の仕事が始まった。牛越徹市長は「米大統領就任など明るい向きもあるが、世界的な信用不安に端を発する不安はさらに続くとみられる。年末に市民の苦しみを共有する市政をお願いした。総合計画の心は、市民サービス向上に尽きる。厳しい時代こそサービスを点検し向上させる不断の努力を考えたい」とした。
華麗 テレマークスキー 白馬みねかたでレース
 白馬村の白馬みねかたスキー場で3、4の両日、「ビルケバイナー20周年記念レース」(ビルケバイナー・テレマークスキーチーム主催)が開かれた。名古屋市など中京方面を中心に多数が参加し、好天に恵まれた絶好のコンディションのなか、レースや楽しいイベントで交流を深めた。 レースは、3人が同時にスタートするテレマーククロス方式で行われた。数か所の旗門では足を前後に開き、腰を落として姿勢を低くする「テレマーク姿勢」でターンするという、テレマークスキーならではのルールが設けられ、順位を競いあった。参加者は起伏に富んだコースで華麗な滑りを披露していた。
伝統行事で無病息災願う 早くもどんど焼き

 大北地域各地で、「三九郎」や「どんど焼き」と呼ばれる、小正月の伝統行事がひと足早く行われている。大町市三日町では4日、同自治会や子ども会が、地域の家庭から集めた正月飾りやだるま、お札などを焼き、1年の無病息災を祈った。  同自治会は「子供たちを中心に、新年を祝って伝統の行事を行うことができた。地域の住民の交流や健康を図ることができれば」と話した。
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1月の一覧
仁科神明宮で初企画
神社題材に写真展
 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮(松井秀吾宮司)は3日、同神社を題材にした第1回素人写真展の表彰式を行った。同市の山崎政則さんさんが最高賞の仁科神明宮賞に輝いた。 山崎さんは、昨年秋に本殿や中門などを背面から、愛用の一眼レフデジタルカメラで写した。写真を本格的に始めて4年。「おもしろいアングルを見つけることができた。びっくりした。まさか入賞するとは」と喜んだ。 同市の清水茂子さんは、モミジの落葉が漂う境内の池で泳ぐニシキゴイを写した。特別賞に選ばれ、女性で唯一入賞した。「新年早々に立派な賞をいただいた。今後の撮影の励みにしたい」と話した。
縁起物の抽選会 獅子頭と宝船
 仁科神明宮は同日、同神社初の縁起物プレゼント抽選会を同神社社務所で開いた。幅40a、高さ30aほどの木彫の獅子頭が同市の遠藤幸さんに、獅子頭、宝船が内山康文さんにそれぞれ贈られた。 縁起物の抽選会は、初祈願に訪れた人たちに何か新春のプレゼントができないかと初めて企画した。家内安全や厄除け、交通安全などの祈願に訪れた市民らの祈願申込書で抽選を行い当選者を決めた。今後も継続していくとしている。