2009年1月14日(水)付


「黒部の太陽」撮影順調 大町で最終現地ロケ
 世紀の大事業とされた黒部ダムと関電トンネル建設を描いたフジテレビの開局50周年特別企画・春放映のドラマ「黒部の太陽」の撮影がヤマ場を迎え、順調に進んでいる。主演・倉松仁志親方役のSMAP香取慎吾さんたち撮影隊は13日、大町市のサンアルピナ鹿島槍スキー場で、最後の現地ロケを行った。撮影には香取さんのほか、準主役の関電・滝山薫平次長(小林薫)の長女・幸江役の綾瀬はるかさん、次女・響子役の末長遥さんらが訪れ、幸江と響子が倉松親方にスキーを習うシーンや、戦時中の回想シーンなどを撮影した。
雪の中から甘い野菜 小谷 キャベツとニンジン収穫
 小谷村北小谷の李平耕作組合(小池利治代表)で、越冬キャベツの「雪中甘藍(かんらん」)」と「雪中人参」の収穫が最盛期を迎えている。 2種類の野菜は、収穫期を真冬にあわせて雪の下で育て、雪から掘り出して収穫される。雪のなかの厳しい環境におかれることで野菜本来の力で甘くてやわらかくなるといい、小谷村の冬の特産品として人気を集めている。
桜満開願い「鳥追い」 池田町 陸郷で小正月行事
 池田町陸郷の住民有志でつくる「登波離橋愛護会」(藤松守会長)は同地区で12日、農作物や樹木の芽をついばむ鳥類を追い払い、豊作を願う小正月の伝統行事「鳥追い」を行った。同地区の大人と子ども約20人が木づちで木の板を打ち鳴らし、地区の12戸を回り、桜や作物のことしの豊穣を願った。「鳥追い」は鳥が植物や作物の芽や実を食べてしまわないよう夜明けとともに板を打ち、鳥驚かせ追い払う。同地区で約半世紀前まで行われていたが、人口の減少などにより行われなくなった。地区内に移住してきた若者や子どもたちも多くなったことなどから、昨年、同会によってお年寄りの体験などを頼りに行事を復活させた。
熱唱丸山さん優勝 大町 折弁グラチャン大会
 折弁主催(大糸タイムス社など後援)の第14回「折弁カラオケグランドチャンピオン大会」は12日、大町市文化会館で開かれ、「Get Along Together(ゲット・アロング・ツギャザー)」を歌った丸山和夫さんが優勝、グランドチャンピオンに輝いた。 折弁を経営する大町魚介類加工事業協同組合の斉藤達男理事長のあいさつにつづいて牛越徹市長、畑中和良北安地事所長がお祝いを述べ、祝舞、寸劇などアトラクションのあと大会に入った。 大会には折弁の昨年の12回の月例会で上位に入った35人が参加。大町市はじめ安曇野、松本、長野、佐久、東御、糸魚川などの各市から駆けつけた選手たちが会場いっぱいの約1200人のカラオケファンを前につぎつぎに熱唱。相沢文人同市副市長ら24人の審査員により慎重な採点が行われ、あわせて14人の入賞者が決まった。
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1月の一覧
福祉向上に役立てて 池田MG協 社協に寄付
 池田町マレットゴルフ協会(中島睦会長)は13日、町社会福祉協議会に現金9万2900円を寄付した。中島会長は「お年寄りが元気で暮らせる地域を願う。福祉向上に少しでも役立ててもらえれば」と話す。 寄付金は昨年の同協会主催大会でのユニークなチャリティー企画で集まった。ホールインワンを出した選手から500円を出してもらうもので、11回の大会に延べ1700人が参加し、そのうち255人が達成し善意を寄せた。 町協議会への寄付はことしで7回目となる。中島会長ら役員3人が町長室を訪れ、同協議会長の勝山隆之町長に寄付金を手渡した。
寒さよそにイチゴ狩り 松川 かぼちゃやま農場大粒実る
 松川村のかぼちゃやま農場でイチゴ狩りの体験が始まり、ビニールハウス内に真っ赤に熟した大粒のイチゴがたわわに実っている。果肉が柔らかい「あきひめ」とあきひめとさちのかを交配した堅めで少し酸味のある「紅ほっぺ」が味わえる。イチゴを管理する平林博三さんは「今の時期のイチゴはどの種類を食べてもうまい。ぜひご家族で食べに来てください」と話している。合計35eのハウス内には約2万5000株のイチゴが植えられ、一部をもぎ取りに開放している。