2009年1月16日(金)付


児童の目線 市政ただす 大町 西小6年生子ども議会
 大町市の大町西小学校6年1組の児童32人は15日、「子ども議会」を市役所議会棟の議場で開いた。牛越徹市長ら理事者を前に、本物さながらの模擬議会運営で、市政に鋭い疑問をぶつけた。児童たちは元気な声で、冬休み中に考えた質問を行った。市長の仕事など質問は素朴な疑問から、医師不足や地域高規格道路、環境問題や商店街の活性化など、踏み込んだ内容まで多岐にわたった。
タクシー強盗備え訓練 安曇野署が県内初

 大阪府、兵庫県などで相次いでいるタクシー強盗、タクシー強盗未遂事件を受け、安曇野署は15日、同署で県内で初の試みとなるタクシー乗務員を対象とした強盗対応の模擬訓練を実施した。管内4社のタクシー業者が参加して、万が一の強盗発生時に備えた。
五穀豊穣願い初庚申 大町大原で転読法要
 ことしに入り初めての「庚申(かのえ・さる)」の15日、大町市大原町の仁科庚申(こうしん)堂は「初庚申」を行った。大般若経六百巻の転読法要を行い、五穀豊穣や家内安全などを祈願した。庚申は、人の持つ色欲・愛欲・貪欲の3つの悪行「三尸(さんし)」を天に伝える虫を退治する青面金剛を祭ることで、豊かな生活や健康につながるとされる行事。三尸虫は夜に現れるとされることから、かつては徹夜で朝まで酒食をともに語り合う「庚申待ち」などの行事も行われた。
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1月の一覧
質向上へリンゴ剪定 大町で講習会
「うまいくだもの北安曇地方部」とJA大北は15日、リンゴの剪定(せんてい)講習会を大町市内の農園2か所で開いた。県などが普及を進めるオリジナル品種を中心に剪定技術を講習し、収穫量や質の向上を目指す。常盤須沼の農園では、大北地域の生産農家から約30人が参加し、県農業技術課の副専門技術員・小松宏光さんを講師に学習。「シナノスイート」や「秋映」など品種ごと、木の特性を生かした剪定技術を学んだ。 同JAによると「シナノスイート」は、大北地域の高い標高と寒暖差の激しい気候が栽培に適し、年々生産数が増加、管内のリンゴ栽培面積の約15lを占める。県のブランドとしてPRを進め、生産拡大に努めていくという。
伝統やしょうま味わう 白馬 すくすく親子広場
 白馬村の子育て支援センターで15日、2歳以上の未就園児を対象としたすくすく親子広場が開かれ、小さな子どもたちが伝統食の「やしょうま」を味わった。小さなころから伝統食に親しみ、食育を身近に感じてもらえるようにとの企画。多数の参加者が、食生活改善推進協議会白馬支部(山本清子会長)のメンバーが手作りしたやしょうまを味わいながら、昔の暮らしに思いをはせた。 やしょうまは、お釈迦さまの命日である涅槃会(ねはんえ)に供える、米の粉で作った郷土料理。着色された生地を棒状に延ばし、金太郎あめのように組み合わせて形づくることで色鮮やかな模様のやしょうまができる。今回はメンバーが実演して作ったやしょうまをその場で焼いて食べた。
鳥獣被害対策を紹介 大町合庁でパネル展
 北安曇地方事務所林務課は15日から、大町市の県大町合同庁舎ロビーで鳥獣被害防止パネル展を開催。サルやイノシシ、ツキノワグマ、カラスなどの被害状況や防止策を紹介している。10日間ほど展示の予定。管内の被害状況マップ、テレメトリー(電波発信機・受信機)を利用したサルの追い払い、ニホンザルの生態と被害防除など、写真を添えて説明するとともに、貸し出し用の電気柵や小型鳥獣用のおり、サルを追い払うロケット花火発射器などの現物も展示した。被害が深刻となっているニホンザルについては、サルを餌付けしないことや畑に近寄らせないこと、畑や集落は怖いところと教えることが被害防止につながる、とした。