2009年1月18日(日)付


凍りもち 白いすだれ 大町市常盤で生産ピーク

 大町市常盤須沼の農産物直売所「かたくり」で、凍りもちづくりがピークを迎え、軒下につるされたもちは白いすだれのよう。同直売所凍りもち部会が、今季の目標5000連(1連は10個)の生産に向け8日から作業に取り組んでおり、17日までに約3000連がつり下げられ、作業は25日ころまで続く。
伝統食文化に触れる 国営公園で凍りもちづくり
 安曇野市堀金烏川、国営アルプスあづみの公園の凍りもちづくり体験は17、18の両日、開いている。初日は家族連れなど約20人が参加して、かつては保存食として同市内や大北地区の多くの農家で作られていた保存食で、伝統的な食文化に触れた。 凍りもちは信州の厳しい寒さが生んだ伝統的な自然食品。もちを細長く切ってひとつずつ和紙に包んでひもで編み水に浸したあと、家の軒下につるして寒さのなかで乾燥させてつくる。そのまま食べてお茶うけにしたり、お湯で戻して離乳食や病気のときの食事などに使われてきた。
冬の運動不足 解消を 白馬で健康づくり講座
 白馬村住民福祉課は1月から3月末まで、村民を対象とした「冬の運動不足解消講座」「あなたにピッタリ食事講座」を開講している。運動不足になりがちな冬場、自分に合った運動と食生活指導で村民の健康を食と運動の両面から支援しようという初の取り組み。 初回の16日は松本市のNPO法人・熟年体育大学リサーチセンターの健康推進コーディネーター、丸岡禎之さんを講師に、20人余の参加者が、生活習慣予防や体力アップに効果があると言われる「インターバル速歩」を体験した。
交通安全楽しく知って 池田 吾妻町で高齢者教室
池田町吾妻町の吾妻町ふれあいセンターで16日、池田松川交通安全協会(相澤勝彦協会長)による高齢者交通安全教室があった。高齢者を対象に月に1度開いている「吾妻町ふれあい会」(宮澤天恵代表)のなかで開き、シートベルト着用や夜間の交通方法などを笑いを織り交ぜた寸劇や腹話術で高齢者の事故抑制を図った。今後、両町村内各地区で教室を予定している。同教室は昨年県内で発生した交通事故死亡者の約半数が高齢者であったことなどを受け、同協会が計画。啓発で高齢者が交通ルールを改めて見直し、事故の抑止につなげようと開いた。
小谷杜氏の新酒楽しむ 道の駅で12種類試飲会
 小谷村の道の駅おたりで17と18日の両日、「小谷杜氏の新酒試飲会」が開かれ、県内外から訪れた大勢の来場者でにぎわっている。 同企画は今も県内で活躍する小谷杜氏の味を広くPRし、日本酒の消費拡大につなげようと、スキー客の多い冬シーズンにあわせて、毎年1月から3月の第3土日に試飲会を企画している。ことしは大町市の3つの酒蔵をはじめ県内の9つの酒蔵から協力を得て、この時期ならでは生酒新酒12種類を出品した。 スキー客や観光客など、初日から多数の来場者があった。ことしの出来も上々といい、新酒らしいみずみずしさと生原酒の芳醇さを感じさせる、味わい深い新酒を楽しんだ。毎年試飲会に訪れるという常連も多く、昨年と今年の味を比較して楽しむ姿も見られた。
頂点目指し白銀の熱戦 白馬で県スキー大会週間
 白馬村を会場に「第31回長野県スキー大会週間」が16日から22日まで開かれている。高校、中学、シニアなど幅広い世代の約1800人がエントリー。団体予選やインターハイ予選など、長野県選手の今シーズンの活躍を占う重要な大会に位置づけられている、6つの主要なスキー競技大会がこの時期に一括して開催されている。 17日は岩岳スキー場でアルペン競技、スノーハープでクロスカントリー競技、白馬ジャンプ競技場・名木山シャンツェでジャンプ・コンバインド競技が行われた。大会にはスキー王国「長野」にふさわしい、全国でも屈指の実力を誇る選手たちが一堂に集結。それぞれの頂点めざし、白銀のなかで熱戦を繰り広げた。
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