2009年1月20日(火)付


技能五輪出場を報告 大町の手塚さん「メダル目標」
 ことし8月28日から、カナダ・カルガリーで開催される「第40回技能五輪国際大会」の左官職種に出場する手塚雄二郎さんは19日、父親の峰雄さんや黒岩重男・大町左官業組合長らとともに大町市役所を訪れ、牛越徹市長に出場決定を報告した。雄二郎さんは昨年10月、代表選考を兼ねた第46回技能五輪全国大会で銀メダルを獲得。国際大会は22歳以下の年齢制限があり、23歳となる金メダルの選手に替わって出場権を得た。牛越市長は「左官は建物の仕上げの重要な部分を占める職種。大会までに腕に磨きをかけ、ぜひ栄冠を勝ち取ってほしい」と激励。黒岩組合長も「後継者として、若い人が育つことは本当にうれしい」と期待を込めた。
布団サイズ手作りシアター 大町図書館で創作童話披露
 大町市立大町図書館(臼井正子館長)は18日、本の貸し出しなど通常の図書館利用に加え、休日を楽しく過ごし読み聞かせの参考や読書に親しむきっかけになればと第2弾正月イベント「おふとんシアター」を開いた。小さな子どもの親子や保育士など多くの人が訪れ、手作りの大型装置やぬいぐるみを操る創作童話に親しんだ=写真。元保育士で同館などで子育て支援のボランティア活動をしている吉沢やよいさんは、「どうせやるなら『大きなお話』で楽しませたい」とフェルトやキルティング布などを縫いわせ装飾をパッチワークなどで施した園児昼寝布団サイズの布を背景に物語を展開した。
高森町と児童スキー交流 小谷 地域色生かし体験事業
 小谷村青少年育成会(平林哲夫会長)とスポーツを通じて交流する下伊那郡高森町こども育成会(佐々木昌会長)の4年生から6年生までの児童約40人が18日、スキー交流会で同村を訪れた。 両町村の交流事業の一環で、互いの地域の特色を生かし、子どもたちが夏は高森町でカヌー体験、冬は小谷でスキー交流を続けている。今回は1泊2日の日程で、村内の児童20人余とともに、栂池高原スキー場でスキーを教えたり、教わったりして、白銀のゲレンデで友情を深めた=写真。 高森町には本格的なスキー場が少ないため、児童は絶好の雪質に大喜び。初心者も指導を受けてめきめきと上達し、まっ白いゲレンデに思い思いのシュプールを描いていた。
池田町消防団(山本誠治団長)の式典は、高瀬中学校体育館に団員や町内全区に立ち上げられた自主防災会、日赤奉仕団や女性団体連絡協議会など約280人が参加して開いた。昨年の消防庁長官表彰受賞などが報告された。分列行進では、池田三丁目信号から安曇病院までの間を各団がパレードした。「火の用心」と書かれたはっぴを身につけた保育園児たちによる幼年消防隊は、楽器を演奏し旗を振って愛きょうたっぷりに行進。かわいらしい姿に保護者や町民たちから声援が送られていた。女性消防隊やバイク隊もパレードに参加し、防災意識をアピールしていた。
地域防災 気持ち新た 池田、松川 消防団出初め式
 池田町と松川村の各消防団は18日、それぞれ出初め式を開いた。年の変わり目に、地域の防災充実に向けて気持ちを新たにした。松川村消防団(立花嘉美団長)の式典は、生涯学習センターグリーンワークまつかわで開いた。同団の昨年の県消防大会準優勝を受け、村井仁知事が訪れ、団員たちを激励した。村井知事は自ら、県の消防感謝状受賞者を表彰。「常備消防の広域化を進めているが、消防団は不可欠。地域防災の要として、いっそうのご尽力を」と呼びかけた。
絵本通じて給食に感謝 小谷小 児童に読み聞かせ
 小谷村の小谷小学校で19日、給食週間にちなんだ「給食集会」が開かれ、保護者と教諭による絵本の読み聞かせを通して、児童が食に対する感謝の気持ちと思いやりの心などについて理解を深めた 同校PTA厚生部(片山真代表)の部員が中心となり、エチオピアのゴンダールで食料援助のボランティアをした日本人青年の実話に基づいた「ゴンダールのやさしい光」を朗読した。 80年代の内戦や大干ばつの影響により、飢餓に苦しむエチオピア。誰もが自分自身が生きるために食べ物を求めていた日々の暮らしのなかで、見知らぬ子どものために、自分がもらったわずかな食べ物を分け与えた老人の姿を見た主人公が、人間の優しさの本質、助け合いの心を知るというストーリー。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

1月の一覧