2009年1月22日(木)付


巨大かまくら準備着々 白馬47スキー場31日からフェス
 白馬村の白馬47スキー場で31日から2月8日まで開催される「Hakuba47かまくらフェスタ」に向け、スタッフや地元のボランティアによるかまくら作りの準備が急ピッチで進められている。 ことしは雪不足のため、スタッフは雪集めに苦労しながらかまくら作りを行っている。フェスタのシンボル的存在の全長15bサイズの巨大かまくらは、駐車場の雪をドーザーでかき集め、除雪車のロータリーで雪山にしたものを重機で掘り進めるという方式で製作している。
大町スキー場活用模索 再生めざしNPO設立準備
 今シーズンの営業をやめた大町市の大町スキー場で、地元の有志らはNPO法人「森の風」(結城寛治理事長)の設立準備を進め、地域の住民らによる新たな運営形態での活性化を目指し模索を始めている。伝統あるスキー場を、子どもたちがのびのびと自然や雪に親しみ、都会と地方の人々の交流できる場として生まれ変わらせようと取り組んでいる。 同スキー場は、運営者の高齢化や後継者不足などを受けて秋までに運営休止を決めた。突然の閉鎖に、地元の宿泊業者や飲食店などの有志は伝統のスキー場を引き継ぎ残そうと、NPO法人の設立を決めた。11月下旬に申請し、このほど県の告示も下り、国の認可を待つ段階となった。
シュプール描き交流 白馬さのさかでスキー教室
 白馬村恒例のスキースポーツ教室(村体育協会など主催)が21日、開講した。初回は同村さのさかスキー場を会場に開かれ、村民約50人が参加。交流を深めながら白銀の世界でシュプールを描いた。 初心者から上級者までレベルに応じた班に分かれゲレンデへ。上級者は、真っ白く続く雪の斜面に「気持ちよく滑れそう。楽しみ」などと早速リフトに乗り込んでいった。初級者は同スキー場のスクール講師の指導を受けながら基本動作から学んでいった。 開講式で原田忠昭会長は「スポーツを通じて元気な中年づくりを進めることで、不況の風打破につながっていけば」と受講生に期待を寄せた。
シルクロード 自転車旅語る 谷上さん白馬塾で
 白馬村公民館は21日、同村ふれあいセンター学習室で生涯学習公開講座・第20回白馬塾を開いた。今回は「シルクロード自転車の旅」と題し、はるか昔、三蔵法師やマルコポーロがたどった道を、15年かけて自転車で走破した、同村在住の谷上邦彦さんを講師に迎え、その壮大なスケールの異文化体験についての講演を聞いた。 谷上さんは30代から自転車を趣味として、国内外を旅するようになった。幼いころに読んだ「孫悟空」の物語や、作家井上靖氏の著書「敦煌」、さまよえる湖・ロプノールを探検したヘディン博士の雄大な自叙伝などからシルクロードへのあこがれがつのっていたという。
大町高男子5人県代表 バド北信越健闘誓う
大町市の大町高校2年生男子5人は23日から、県代表として福井市で開く全国高校選抜バドミントン大会北信越予選会の男子団体戦に出場する。大会を前に、練習で順調な仕上がりを見せ、キャプテンの奥原大生さんが「一緒に練習を続け、気心の知れたチーム。学んだ技術を出し切り、全国大会を目標にがんばりたい」と意気込みを話した。奥原さん、戸谷直樹さん、遠山貴士さん、小山恒揮さん、辻本京介さんの出場選手5人は、北アルプスバドミントンアカデミーに所属し、元ナショナルコーチ・朴星宇(パク・スンウ)監督の下、大町南小学校で練習に励んでいる。
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1月の一覧
仁科台中 上田君がV報告 都道府県対抗駅伝出場メンバー
 第14回全国都道府県対抗男子駅伝で大会新記録で優勝した長野県チームのメンバーとして6区を走った、大町市立仁科台中学校3年生の上田瑠偉君は20日、市役所を訪れ、牛越徹市長に凱旋(がいせん)報告した=写真。上田君にとって初の全国大会だったが、緊張なく落ち着いた走りで全力を出せたという。トップでたすきを受けた上田君は、「先輩の方々が差をつけていただいたおかげで、のびのび大きな走りで、自分のレースができました」と自己の走りを振り返った。