2009年1月27日(火)付


動物との共存考える 大町でシンポジウム
 森林の再生や活用を考える「森づくり人づくり22」(平林昭光代表・38人)は25日、大町市のフレンド・プラザ大町で「熊など野生動物との共存」をテーマにした「2009森・人・22シンポジウムパート4」を開いた。鳥獣の個体数管理者側と熊愛護団体側の双方の立場から森林が多い大北地域での動物との「共存」を考えた。同会は山に親しみ豊かな森を22世紀の子どもたちに残したいと発足した。近隣の一般市民有志が参加している。シンポジウムは森林に関するさまざまなテーマを設け、一昨年から行っている。
健康と長生き宣言 東松川区ミニボラサロン
 松川村東松川区のボランティアで運営する東松川区ミニボラサロンが24日、コミュニティ施設東松川で開かれた。ことし初のサロンに地域のお年寄りら約30人が訪れ、ボランティア手作りの料理を味わいながら交流を深め、大きな声で健康と長生きを宣言した。 「月に一度集まって おいしいもの食べられる これなら百まで生きられる|。」ボランティアが作詞した「東松川のうた」を参加者全員で合唱。元気な顔を見せ合った。
脳活性化を体験 大町きらり健康講演会
 大町市、松川村、松本大学、国営アルプスあづみの公園緑地管理財団でつくる「未来につなぐ、きらり輝く大町・松川の会」は25日、「きらり健康講演会」を同市サン・アルプス大町で開いた。諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授を招いて「ボケない脳をつくる」をテーマに、日常的な脳の活性化方法を学んだり脳を検証する簡単な記憶力のテストを体験した。同講演会は同公園で昨年半年にわたって開いた「きらり健康塾」を発展させ、講演会で多くの人に健康づくりの知識を伝えようと初めて開いた。
廃線敷トンネル補修 本年度完成「観光地に」
 JR篠ノ井線明科駅−西条駅間の第1、2、3白坂トンネル完成に伴い、昭和63年(1988)に廃線となった安曇野市明科東川手の軌道敷の旧漆久保トンネル(全長53b)の補修工事が始まり、鉄の扉がはずされ、蒸気機関車も往来したトンネルに風が通った。本年度中に完工予定で、新年度からはトンネル内を歩くことができる。自然のなかの廃線を利用した新たな観光地づくりが本格的に始動した。 廃線敷は信号機や電柱、敷き詰められた砂利などが当時の趣を残してたくさんのファンが訪れている。20年近く手付かずの状態だったが、災害発生時に対応ができないことや、不法投棄の温床になってしまうことで2年ほど前から地元を中心に整備を進めようという機運となり、整備や清掃、「歩こう会」なども行われ、市も新たな観光地としてPRを進めていくことになった。
めざせジャンプ選手 白馬北小 スキー学習 雪入れから
 白馬村の白馬北小学校(中山晴隆校長、児童369人)で26日から、同校のスキー学習の一環の「ジャンプ週間」が始まった。児童のジャンプ競技への親しみを深め、次世代のジャンプ選手育成をめざそうと、毎年強化週間を設けて学習が行われている。ことしは例年にない雪不足のため、初日の26日は5年生児童と保護者によるジャンプ台の雪入れ作業が行われた。 ジャンプ台には現在積雪はあるものの、斜面や着地面に十分な量がないと安全な学習ができないといい、児童は校庭周辺の雪をざるなどにかき集め、着地点周辺に雪を落としていった。その後、全員で足で踏み固めてしっかりしたランディングバーンが完成。「これでことしも良い環境でジャンプ学習ができそう」と、安堵(あんど)の表情を見せていた。
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