2009年1月28日(水)付


地域材の活用探る 大町で里山再生シンポ
 大北地域里山再生シンポジウムは27日、大町市の北安曇合同庁舎で開いた。豊かな森林環境を守る間伐を進めるために、地域の木材を活用する方法について話し合った。 基調講演では、伊那地方で地域材活用に取り組む飯田市の新井建築工房・設計同人NEXT代表の新井優さんが講師を務め、「地域材を活用した家づくり」と題して講演した。地域材のメリットについて話し、大北地域での活用などに触れた。新井氏や且企大町営業所、高橋林業梶A北安曇地方事務所などの代表者によるパネルディスカッションでは、製材加工、建築施工、建築設計、行政とそれぞれの立場から発言し、家づくりによる地域産の木材の活用方法を提案した。大北各地の林業関係者や建築関係者、住民ら約
150人が参加した。
池田福祉会館 利用盛ん ボラ室「憩いの場」
 住民に昼間無料開放されている池田町福祉会館ボランティア室の利用が盛んになり高齢者を中心とした住民の「憩いの場」として定着してきている。27日には、毎週集まるという10人ほどの町民が裁縫を楽しんだり、手づくりのお茶請けを持ち寄り、世間話や生活の知恵話に花を咲かせた。ボランティア室は平成19年9月から、誰もが使える場所にと無料開放が始まった。17年まで行っていた社会福祉協議会の介護保険サービスを受けない高齢者のための「池田町生きがい活動支援通所」終了にともない、元気な高齢者が利用する場所としても期待されている。
裂き織り作品展示 安曇野市 ギャラリーぬく森
 県内外の裂き織り作家の作品を集めた裂き織り展は2月17日まで、安曇野市穂高有明、ギャラリーぬく森で開かれている。古くなった布を細かく裂いて、丹念に織り上げた作品約100点が展示されている。 展示はハーフコートやベストなどの衣類のほか、バッグ、ワインのボトルを運ぶワインバッグなどさまざま。ギャラリーぬく森の経営者で木工作家の伊藤長明さん手作りの機織り機も展示されている。
災害非難セット活用して GAC 安曇野市に寄贈
 自動車用・業務用空調システム製品など開発製造のGAC(安曇野市豊科)の杉浦明俊社長は27日、安曇野市役所を訪れ、市に災害避難用セット50個を寄贈した。 同社は年間1−2回、災害訓練を実施しており、災害用避難セットの重要性を実感して地域に役立ててほしいと寄贈することにした。セットには懐中電灯やガーゼなど13種類の避難の際に必要な品物がそろっている。 杉浦社長が「災害訓練を基礎的なことから繰り返し実施している。市にも役立ててほしい」とセットの目録を手渡すと平林伊三郎市長は「経済情勢が厳しい時代に寄付をしていただきありがとうございます。市民のために使用したい」と感謝していた。
クロカンで体力づくり 美麻小中スキー練習
大町市美麻の美麻小中学校(塩島弘之校長)で、全校児童生徒が取り組む冬の伝統行事、クロスカントリースキーが行われている。27日は中学生約45人が、3日後に控えた記録大会に向けて、タイムトライアルに挑戦した。生徒たちは、クロスカントリー専用のスキーとストックを身に着け、雪に覆われた校庭を5周する約1`のコースを走破。雪に転びながらも、仲間たちの「がんばれ」という声援を受け、懸命に滑った。 記録会は30日、白馬村のスノーハープ練習コースで開く。同校の小学1年生から中学3年生まで約110人が出場し、自己記録に挑戦する。
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1月の一覧
自発的な健康づくりを 大町 食行く推進計画で答申
 大町市健康づくり推進委員会(会長=栗林士郎・前大北医師会長)は26日、同市から諮問のあった食育推進計画について答申した。食を通して市民の健康と豊かな人間性をはぐくむため策定し、平成20年度から24年度までの5年を期間に、計画を推進するとしている。答申では、付帯意見として、市民の自発的な健康づくりを進めるため、食に関する多角的な施策の展開、食の知識や選択する力の育成、「顔が見える」地元生産者の食材の消費拡大に向けた地産地消の推進、意識啓発や関係者の連携体制などを求めた。