2009年1月30日(金)付


デジタル防災無線きょう開局 大町 戸別受信機導入呼びかけ

 大町市が進めてきたデジタル同報系防災無線整備事業の工事がほぼ完成に近づいた。従来に比べて多機能な情報送信と、無線を利用し災害に強く、八坂・美麻地区を含めた合併後の市内全域を統一した情報システムが確立する。総務省の無線局免許の交付も受け、30日に開局式を開き、運用を開始する。
大遷宮100日前清め神事 穂高神社で四至榊立
 安曇野市穂高、穂高神社(小平弘起宮司)の3棟ある本殿のうち、最も古い1棟を建て替える20年に1度の式年大遷宮祭100日前となった29日、四至榊立(ししさかきだて)神事が行われた。関係者が神社周囲の4か所に境界として榊(さかき)を立て、はらい清めた。 四至榊立神事は北アルプス総鎮守として信仰を集める同神社大遷宮祭最初の行事。昨年末に完成したばかりで新しい銅板ぶきの屋根がまぶしい神社拝殿で、神職や氏子総代約60人が参列して厳かに神事を行った。
雪遊びで姉妹都市交流 白馬北小と太地の児童
 白馬村と姉妹提携を結んでいる、和歌山県太地町の太地小学校(坂本義光校長)の4年生30人が2泊3日の日程で同村を訪れ、初めて見る雪国の自然にふれながら、白馬北小学校(中山晴隆校長)の4年生62人とスキーや雪遊び体験で友情を深めている。 ことしの交流会は子どもたちが自然と雪の中でできるだけふれあえるようにと、初めてクロスカントリー体験を企画。児童は自己紹介のあと10班に分かれ、岩岳ラビリンコースでクロスカントリースキーを体験した。太地の児童はゲレンデでのアルペンスキーは知っていても、クロスカントリースキーは全員が初めて。「本当に滑れるのかな」と不安げにしていたが、北小児童の指導でたちまちのうちに基本をマスターした。
親子で食の大切さ学ぶ 大町 あすなろ保育園
 大町市常盤の市立あすなろ保育園(滝沢多恵子園長)は29日、年長児の親子を対象に「親子クッキング」を隣接した同地区公民館で開き前半グループの27組が参加した。食育に関する講話で食事の必要性などを学び、親子共同の調理で母と子のきずなを深める機会となった。食の安全性などが問われる中、食材や調理に関心を持ち、楽しみながら作り味わうねらいで恒例の行事。講師の市内保育園の給食献立や衛生指導などを担当している市の管理栄養士・伊藤雪絵さんは、赤・黄・緑の3色がそろった食事を心がけるよう話した。
穴釣り解禁見送りか 大町 中綱湖薄氷のまま
 大町市平の中綱湖は全面結氷したものの氷が厚くならず、今シーズンもワカサギの穴釣りの解禁は見送られる公算が高まった。今冬は降雪量が少ない上に、厳しい冷え込みの日があっても日中に気温が上昇したり雨の日があったりで、薄氷の不安定な状態が続いている。中部農具川が流れ込む北端では結氷していない部分があり、小川が流れ込んだり岸に近い場所でも氷が張っていない所が見られる。 現時点では解禁は絶望的と見られ、氷が薄いために穴釣りが解禁されなかったのは平成19、20年に続いて3年連続で、釣り愛好者は「待ち望んでいただけにとても残念」と肩を落としている。
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1月の一覧
池田会染小 職人招き「肥後守」交流
 25年前から「肥後守(ひごのかみ)」と呼ばれる折りたたみ式ナイフを授業などに導入している池田町会染小学校(西網民雄校長・児童249人)は28日、現在、三木市で唯一肥後守を製造する永尾元佑さんとの交流会を開いた。薮本吉秀三木市長と同市職員ら5人が訪れ全校児童との交流や、6年生児童40人が実際に肥後守を使った竹とんぼ作りを体験した=写真。同校では手先の器用さを養うために入学時に全員に肥後守を配り、卒業まで鉛筆削りや図画工作などに利用している。