2009年3月5日(木)付


一足早くザゼンソウ開花 大町 居谷里湿原に春
 大町市郊外の県天然記念物居谷里湿原には、さまざまな植物が見られるが、春一番に花を咲かせるザゼンソウが、例年より3〜4週間ほど早く姿を見せ始めた。 サトイモ科の多年草であるザゼンソウは、自らの熱で雪をとかすといわれ、同湿原には色変わりのザゼンソウもある。例年は雪どけが進む3月末ころから姿を見せるが、ことしは1月から2月にかけて気温が高く降雪が少なかったためか、早めに顔を出したようだ。 湿原一帯は、2月中旬以降の降雪で雪に覆われているが、年間を通じてわき出す水を集めた流れのなかで姿を見せたザゼンソウは、春間近を感じさせている。
被災豪州支援しよう 白馬で募金「友好国のため」
 ことし2月にオーストラリア南東部諸州で発生した大規模森林・原野火災で大きな被害を受けた被災者に対し、白馬村観光局は3月20日まで村内で義援金の募金活動を展開している。 同村ではここ数年豪州からの観光客が増加しており、国別宿泊数ではトップとなっている。白馬の自然・人・文化も含めてリピーターも多く、同村にとって友好国としての認識も高いことから、現地の復興・支援に役立てればと企画した。 募金箱には今回の大火災の被害状況や募金活動への趣旨を日本語と英語の2か国語で表示し、同局の呼びかけに賛同した村内の公共施設、金融機関、観光関係者、飲食店など43か所に設置した。
新生活向けて巣立ち 大町高校で卒業式
大町市の大町高校(藤井義道校長)で4日、大北地域の公立高校4校の先頭を切って卒業式が行われた。普通科と理数科の生徒154人が、春からの新しい生活に向けて、学びやを巣立った。式典では、卒業生の名前が一人ひとり読み上げられ、各クラスの生徒代表が卒業証書を受け取った。進路が決まった生徒が作り上げた千羽づるが会場に飾られ、在校生や保護者とともに、卒業生を見送った。
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3月の一覧
「一人一役」に有志記念品 白馬高 全国高校スキー協力で
 2月に白馬村を会場に開かれた「全国高等学校スキー大会」で、全校挙げて一人一役運動を行い、大会を成功に導いた白馬村の白馬高校(安藤善二校長、生徒数208人)に対し、その取り組みに感動した同村の有志から3日、記念品の贈呈が行われた。 贈呈式には発起人の白馬駅長・赤羽裕文さん、協賛者の村観光局職員、松本信用金庫の猿田進白馬支店長が訪れ、同高新旧生徒会役員に記念品のオリジナルピンバッジを手渡した。
ブログの基礎学ぶ 大町公民館でIT講座
 大町市の大町公民館が主催するパソコン初心者を対象としたIT講習「初めてのブログ講座」が3日から、同公民館(文化会館)で始まった。市内から12人が参加し、全8回の講習でインターネットを使ったブログの開設を学ぶ。 ブログは、インターネットの機能を使ったホームページの一種で、自分が情報を世界に発信することができるものと聞き、参加者は「ブログの作成や編集、更新ができるように頑張って取り組みたい」と話していた。