2009年3月6日(金)付


保育園火災想定し訓練 大町 春の予防運動で
北アルプス広域大町消防署と大町消防団などは「春の火災予防運動」期間中の5日、総合防災訓練を大町市社のどんぐり保育園とサンコーポラス大町で開いた。参加した約170人が、火災を想定した実戦さながらの訓練を通し、災害対策と火災予防を確認した。訓練は、同園から出火したという想定で実施し、園児や職員が建物から避難。消防署から署員30人とポンプ車など7台、消防団から団員50人と8台が出動し、救急救護訓練や放水訓練を通し指揮系統を確かめた。
楽しく英語に親しむ もみのき保育園で教室
 大町市のもみのき保育園(田中美和子園長)で4日、英語教室が行われた。年長児14人が歌や踊りを通して、楽しみながら英語と親しんだ。教室は、市内の幼児親子英語サークルから、筑地紀子さんを講師に招き開催。園児が筑地さんをお手本に、英語の歌を歌いながら体操を踊った。桃色と赤色を英語で聞かれ、「ピンク、レッド」と見事に正解した子どもたち。「黄色は」と問われると、「キイローッ」と元気に答え、職員が笑いをこらえていた。
里山塾セールにぎわう 白馬 障害者支援のNPO
 農産物の生産を通して障害者の就労支援を進めている白馬村のNPO法人里山塾(田中東生代表)は4日、同村ふれあいセンター前で初の「早春の里山塾セール」を開いた。同塾の塾生が共同作業所で力を合わせて作った保存食やクラフト用品が数多く並び、多数の人が訪れてにぎわった。 同塾は障害のある人も無い人も、地域でともに暮らす社会づくりをめざし、これまでに小川村の荒廃農地を活用して、作業所などで働く障害者のグループとともに野菜を有機栽培したり、障害者と都市住民の交流の場として、同村神城に市民農園を開園するなど、農作業を障害者の働き口とする農業分野での就労機会の拡大をはかっている。
地域の恵み ジュース完成 小谷道の駅 山ブドウとサルナシで
 小谷村産野性種の山ブドウ、サルナシで作った2種類の果汁100%ジュースが完成した。香料なども入れず搾ったままの果汁をそのまま瓶詰めした本格化志向の仕上がり。道の駅おたりなど村内売店で今月中旬から販売を始める。作られた味でなく素材本来の味で勝負したこだわりの新商品に特産化への期待が集まる。 完成した商品は「小谷野性種山ぶどう果汁」と「小谷野性種さるなし果汁」。道の駅おたりが企画し、2年をかけ、販売にこぎつけた。同村石坂地区住民でつくる「深山遊園北野の郷」で栽培した山ブドウとサルナシを使い、塩尻市の大手ワインメーカー、井筒ワインが無添加、無濾過(ろか)製法で製造した。
地域貢献で全国表彰 池田 金の鈴生産組合と商工会
 池田町の農家でつくる金の鈴生産組合「金の鈴まごころ会」(袖山光代組合長)はこのほど、地域貢献活動する団体を選ぶ「立ち上がる農山漁村」(農林水産省主催)の全国47団体に選ばれた。同町商工会(矢崎昭和会長)も同組合を支援した団体として同選定の「新たな力」部門に選定された。同組合は同商工会の地域資源を生かす調査研究事業内で平成13年からハーブや野菜を提供する事業として始まった。野菜の販売や町内外での朝市開催、8年前から近隣ホテル・レストランに安定した食材供給を行っている。「『花とハーブの町』の新たな流通」をテーマに農商工の連携と広域の地産地消によるハーブ、野菜の特産化を目指し活動してきたことが評価された。今後は販路の拡大を中心に活動を展開していくという。
北ア北部消防 雪崩備え図上で初訓練 危険個所把握や情報共有
 北アルプス広域北部消防署(丸山明廣署長)は4日、今年度の雪崩救助訓練を白馬村多目的研修集会施設で開いた。これまでは、現地での救助訓練を実施してきたが、雪崩危険個所の掌握や情報共有を目的に、初めての図上訓練となった。署員や白馬、小谷の両消防団員約30人が参加し、雪崩発生時における協力体制や適切な行動について確認した。 スキー場パトロールや姫川砂防事務所から提供のあったデータをもとに、両村内のスキー場周辺など雪崩の危険性がある場所を地図上に書き込んでいった。
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