「傾聴」でサービス向上 大北 介護保険事業者が研修会
 大北地域の福祉事業所などでつくる、大北圏域介護保険事業者連絡協議会(会長=松澤郁子大町市社会福祉協議会長)は5日、今年度3回目の全体研修会を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。話し手の言葉に耳を傾ける「傾聴」についてワークショップ形式で学んだ。 フリージャーナリストで長野市社会福祉協議会傾聴電話運営委員長の内山二郎さんが講師を務めた。傾聴は相手の話に耳を傾け心に寄り添い、感情を受け止めて相手の気持ちを聞く行為。自分の意見を言ったり、相手をいさめたりしない。現代社会は核家族化や集落の崩壊など「孤立化」の時代で、心の中の思いを受け止めてくれる関係性が希薄になり、社会のニーズとして傾聴が求められていると説明した。
高瀬中生 バトンつなぎ健脚競う 部活対抗で駅伝大会
 池田町の高瀬中学校で7日、恒例の部活対抗駅伝大会が開かれた。1本のバトンに、今後の活躍やさらなる団結の願いを込めながら、校庭周囲をコースにした約20`をチームメートでつなぎ健脚を競った。 大会に出場したのは、男子バスケットボール、野球、陸上、卓球、男子バレーから7チームと教諭チームの計8チーム。校庭周囲約500bのコースをバトンをつなぎ42周する過酷なレースに挑んだ。 短距離コースのリレーとあって、生徒たちは全力でコースを駆けていった。「頑張れ」「あと少し」など仲間の声援に応えるかのように激しい競り合いを演じるなど盛り上がりを見せた。
犯罪状況学ぶ 大町の平防犯協会
 大町市平地区防犯協会(工藤哲秀会長)はこのほど、平公民館で防犯指導員研修会を開いた。同地区では昨年度まで、各地区自治会長を防犯指導員に委嘱していたが、振り込め詐欺などの増加に伴い、よりいっそうの防犯活動を進めようと、本年度から公民館長も防犯指導員になってもらい、防犯活動に取り組んでいる。 研修会には24人が出席、はじめに「振り込め詐欺」と「架空請求」の事例を取り上げたビデオを見たあと、大町署管内の振り込め詐欺発生状況について、平借馬地区の自主防犯パトロールの取り組みを聞いた。
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3月の一覧
レクで交流活発に 大町社協 ボラリーダー研修会
 大町市社会福祉協議会と大町地区社協は6日、ボランティアリーダー研修会を同市の公民館分室で開いた。ボランティア関係者が、高齢者や障害者など誰でも楽しめるレクリエーションを学び、地域住民の交流に生かす。 市内の小地域福祉ネットワークなどから約70人が参加し、日本レクリエーション協会のインストラクター・種山正子さんを講師に学習。身近なものを使い簡単に楽しめるゲームを実践した。
大遷宮と穂高人形PR 安曇野市がポスター作製
 安曇野市の穂高神社は5月に始まる大遷宮祭と穂高人形まつりのポスターを作製した=写真。遷宮祭に合わせて建て替えた拝殿と穂高人形をデザインして1000枚をつくり、関係各機関に配布して春の安曇野に来場を呼びかける。 大遷宮祭は20年に1度行われる同神社で最も重要な神事で正殿を建て替えて御神体を遷座する。5月9日に遷座祭、10日から17日まで奉祝祭、18日に終了報告祭を予定している。 穂高人形まつりは、大遷宮の奉祝行事として5月2日から17日まで行われる。伝統の技法と自然素材を用いた写実的で迫力ある人形絵巻で、県無形民俗文化財に選択され、安曇野市民俗文化財に指定されている。
昔ながら「つぐら」話題 道の駅おたりで販売
 小谷村の道の駅おたりで、伝統ある、ワラで編んだ子守のためのかご「つぐら」が販売商品に加わり話題を集めている。同施設代表取締役の細澤洋一さんは「懐かしんでもらいたい。若い世代の人たちが昔ながらの子育てに触れるきっかけになれば」と話している。 つぐらはその昔、農家の子育てには欠かせなものだった。雪に閉ざされる地域で、副業として作られてきた歴史がある。近年では目にすることがなくなってきたが、一回り小さいペット用の「猫つぐら」が作られ販売されるようになってきた。

2009年3月8日(日)付