2009年3月10日(火)付


閉幕彩る 花火と太鼓 大町温泉郷の祭典

 大町市のおおまち雪祭りで、大町温泉郷会場で毎週末に観光客を歓迎した「夢花火と音の祭典」は7日、最終日のファイナルイベントを大町温泉郷野外ステージで開いた。地元の大町流鏑馬(やぶさめ)太鼓が勇壮な演奏を響かせ、澄んだ夜空を大輪の花火が彩った。
家族で雪上運動会楽しむ 白馬五竜スキー場
 白馬村の白馬五竜スキー場いいもりゲレンデで7日、今シーズン最後の「家族対抗雪上運動会」が開かれ、県内外から訪れた多数の家族連れでにぎわった。 参加者は親が子どもを乗せたソリをひっぱる「そりレース対抗戦」や、制限時間内に指定された箱に雪をつめこみ重量を競う「雪入れ競争」など、雪国ならではの趣向をこらしたさまざまな種目を体験した。雪の上では思うように足が進まなかったり、滑って転んだりと、想定外の珍プレー・好プレーが続出。体力とチームワークが見どころの楽しい運動会に、訪れたスキー客らもいっしょになって声援を送り、会場は大いに盛り上がった。
一足早くザゼンソウ開花 白馬村飯森の群生地
 ザゼンソウの群生地として知られる白馬村飯森の「白馬ザゼンソウ園」で、例年より半月以上早くザゼンソウの花が咲き始め、一足早い春の訪れを告げている。園内一帯はほとんどが雪に覆われているが、暖冬の影響かことしの残雪は30aほど。群生地の入り口付近や日当たりのいい湿地では、赤紫のかれんなザゼンソウが、自ら放射した熱で周りの雪をとかしながら次々と顔をのぞかせ始めている。地元住民も「このような早い開花は例がない」と驚いている。 
流鏑馬太鼓の大人や子どものメンバーたちが、「流し打ち」「若駒」などと名づけられた若一王子神社の子ども流鏑馬などをイメージした曲を次々に演奏。幕間には来場者をステージに招いた、太鼓の体験披露もあった。フィナーレの演奏に合わせて花火が次々と空に上がり、今シーズンの雪まつり最後の夜をにぎやかに締めた。同会場では2月6日から毎週末、花火と太鼓のイベントを実施。雪が少ないシーズンながらも、温泉郷を訪れた観光客を歓迎した。
身近なものでエコバッグ 大町図書館で教室
 市立大町図書館(臼井正子館長)は7日、児童コーナーで針や糸などの裁縫道具を一切使わない「図書館用エコバッグ作り」教室を開いた。図書館利用の際にマイバッグとして活用してもらう事をねらいとし、家庭で眠っている風呂敷など身近な物がバッグ代わりになると知ってもらう事を目的とした取り組み。 参加者たちは約60a四方の風呂敷やスカーフなどを持ち寄り同館で用意した直径10aほどのリング2個でエコバッグ作りに挑戦。職員の指導を受けながら布を織ったり取っ手のリングを縛りつける簡単な作業をこなし、粋でおしゃれなバッグを仕上げた。
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3月の一覧
火の輪や太鼓盛大に 栂池で2年ぶり雪の祭典
 小谷村の栂池高原スキー場は7日、恒例の「第38回栂池雪の祭典&ウルトラ栂池感謝祭」を開いた。同イベントは昨年、大雪のため中止となっており、県内外から訪れた多数の来場者が2年ぶりとなる祭りの多彩な催しを楽しんだ。 ことしは暖冬で雪が少なかったが、数日前に降雪に恵まれたことから、実行委は会場の雪を集めて名物の鐘の鳴る丘特設ジャンプ台での「火の輪くぐり」を数年ぶりに復活させた。スキーヤーやボーダーが火の輪をくぐって豪快なジャンプを次々に披露すると、会場は大きな拍手や歓声で沸いた。