2009年3月11日(水)付


定額給付金4月28日から 大町市内消費促進を計画
 大町市の緊急経済・雇用・生活対策本部会議(本部長=牛越徹市長)は10日、第2回会議を市役所で開いた。定額給付金の交付や、市内事業者からキャンペーンを募りパンフレットにまとめ、給付金を市内の消費拡大に結びつける「大町で使おうキャンペーン」など話し合った。キャンペーンは給付に合わせ、市内の参加事業者が商店の商品や飲食店の割引、宿泊業者の旅行・懇親会プラン、家の修繕などのキャンペーンを独自に企画し、市がパンフレットを全戸配布して、市内での消費につなげる。
放映前 黒部の太陽PR 大町市役所でロビー展
 世紀の大事業とされた黒部ダム建設を描いた、フジテレビ開局50周年特別ドラマ「黒部の太陽」は、3月21、22日の2夜連続、午後9時からの2時間半枠で全国ネットで放映される。放映にあわせ、大町市役所ロビーでは9日から19日まで、番組紹介のプレスリリース展とプロモーションビデオの放映が行われている。ドラマ版は黒部ダム建設の最大の難工事とされた大町側からのトンネル掘削工事に焦点を当て、スケール感あふれる世界を映像化した。「夢へ、掘れ」のキャッチフレーズで、工事にかかわった昭和の男たちの織り成す熱い人間ドラマを描く。
福祉の現状話し合う 大町 障害者の家族ら市長と懇談
 大町市内で日ごろ福祉にかかわる施設の職員や障害者の家族らの代表者は9日、牛越徹市長と懇談会を持った。障害に悩む子を持つ親の立場から、福祉担当職員の継続配置などを求め、福祉現場の実情について話し合った。18年の障害者自立支援法の導入以後、市町村の役割と権限が大きくなった中で、福祉事務所などから信頼関係を築いた職員が異動することに不安があるといい、「福祉は人という。情熱がある人が長く務めてくれるような体制を」と願った。
大遷宮にスタンプラリー 安曇野市観光協が企画
 安曇野市観光協会は加盟アート関連施設の協力を得て、穂高神社大遷宮祭に合わせて4月25日から5月24日まで、「大遷宮祭記念アートスタンプラリー」を実施する。安曇野のアート施設の知名度向上と誘客を図る。 遷宮祭は5月2日から17日までだが、大型連休期間中を含めて、前後にも実施する。スタンプラリーの台紙は約2万5000部を用意して道祖神マップなどのプレゼントを用意する。スタンプラリーや安曇野に関する意見などを求めるアンケートや、安曇野のアート関連施設のマップも併わせて掲載する。
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3月の一覧
江戸中期のひな人形展示 大町市文化財センター
 大町市文化財センターは、4月3日の月遅れのひな祭りにちなみ2月から、館内に中野の土びなを展示しているが、今月から江戸時代中期に作られた享保びななどの展示を始めた。 享保びなは、今から約270年前のもので、同市美麻千見の下條秀則さんから寄贈されたもの。高さは25〜30aほどで、近代のひな人形に比べ、顔立ちがほっそりしている。このほか、ひな壇図掛け軸なども展示している。 ひな壇図掛け軸は、床の間にもひな祭りにふさわしい掛け軸として江戸時代以来さまざまな画家により描かれたが、特別注文して描くことから高価。このため庶民も掛けられるものとして、木版刷りや泥絵の具の素朴なひな檀図掛け軸が大量に作られたといい、昭和30年代ころまで各地に見られた。