2009年3月12日(木)付
授賞式で作品前にトーク 岡本太郎芸術賞 特別賞の山上さん 若手芸術家の登竜門「第12回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」で特別賞を受賞した、大町市の現代芸術家・山上渡さんはこのほど、神奈川県の川崎市岡本太郎美術館で行われた授賞式に出席し、来場者を前に作品についてトークした。多くの受賞者仲間らと交流して刺激を受け、次作に向けて意欲を高めている。受賞作品「ウシロノショウメン」は直径4・78bの巨大な円形に地元八坂の竹炭を張りつけ、白と黒のグラデーションを生かした平面作品。シンプルながら美しさと深さを兼ね備え、審査員からは、「大きさがありながら、細部まで緻密(ちみつ)さがある。 |
春色=@フクジュソウ群生 大町海ノ口で見ごろ 大町市平木崎湖畔の海ノ口地区には、フクジュソウが群生しており、例年より早く黄色い花が開き始めた=写真。 東岸の東海ノ口一津から崩沢にかけては、古くからフクジュソウが自生しており、土手や田んぼのあぜなどにたくさん見られ、民家の庭先にも植えられていて、人々の目を楽しませている。 崩沢地区では、農業基盤整備終了後に地元の有志が田のあぜにフクジュソウとスイセンを植えて「福寿草と水仙の里」として、カメラマンらの人気を呼んでいる。 |
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姉妹都市 マラソン交流 大町の選手 立川で出場 東京都の立川市と昭島市で8日、第28回立川・昭島マラソンが行われた。立川市の姉妹提携都市・大町市からも代表選手が出場し、マラソンを通じて両市の交流を図った。競技には、昨年10月の大町アルプスマラソン優勝者・西澤紀元さんが出場。一般男子ハーフで約21`を1時間9分余で走破し、出場選手3320人中22位の好成績を残した。大会では、陸上自衛隊立川駐屯地の滑走路を、出場者が一斉にスタート。緑豊かな国営公園をコースに、全種目約1万人が走り抜けた。 |
繊細なリトグラフ展示 安曇野ジャンセン美術館 安曇野市穂高有明の安曇野ジャンセン美術館の「版画技法にみるジャンセン春夏企画、リトグラフ展」は9月14日まで同美術館で開かれている。ジャン・ジャンセン(1920−)の繊細なリトグラフ作品25点が展示され、訪れる人の目をとめている。 リトグラフ展は「そもそもリトグラフとは何なのか」を解説し、印刷方法や楽しみ方を案内している。リトグラフは石版画の意味で、1798年にドイツで発明された。原版となる大理石や石灰石に油性クレヨン状のもので描画し、アラビアゴム液などを塗り、水と油の反発作用を利用して印刷する手法。 フランスで活躍するアルメニア人画家のジャンセンの絵画は老いや貧困に苦しむ人、か弱いものへの温かさが感じ取れる。数多くの版画作品を制作し、その特性を生かして悲しみや慈しみを表現している。 |
百人一首で高齢者交流 小谷村土谷 かるた会盛ん 小谷村土谷地区で高齢者の交流の場として百人一首を楽しむ「かるた会」が盛んだ。地区住民で作る「土谷歌留多(かるた)会」(山田昭治代表)のメンバーが日本の伝統文化にふれながら、かるたを通じて交流を深めている。 かるた遊びは集中力や精神力が鍛えられるとして、同地区では昔から人気の遊びの一つだった。戦前から各家庭の持ち回りで新年会やお祭りなど、地域の行事の際などに行われていたが、社会や家庭のありかたの変化や、テレビやゲームの普及などにより廃れていた。数年前、近在のお年寄りたちが日本の伝統文化で交流をはかろうとかるた会を復活させた。 |
子ども守るマップ配布 小谷の小中 情報集約 小谷村の小中学校と両校PTAはこのほど、小谷の子どもたちの安全を守るため、犯罪・事故・自然災害など、注意や警戒を要する情報を集約した平成21年度版の「小谷村安心安全マップ」を作成、全児童・生徒の保護者家庭や安心の家などへ配布した。両校では「子どもたちの安心・安全を守る一つの手段として有効活用してもらいたい」と話している。 通学路上の危険か所を学校と家庭が共通理解することで、協力して子どもたちの安全対策に取り組める体制づくりをめざそうと一昨年、初めて作られた。初版は同村で通学途中の男子中学生がクマに襲われ重傷を負う事故があったことから、村内のクマの出没状況を集約したマップを作成。その後、関係者から子どもの健全育成のため、自然災害以外の危険場所・情報についても広く表示してほしいという意見が多かったことから、ことし改訂版の作成を企画した。 |