2009年3月19日(木)付


大町市内4中学校 歌声響かせ卒業式
 大町市内の4中学校で18日、卒業式が一斉に行われた。第一中学校(森泉哲校長)では、名前を読み上げられた卒業生140人が一人ひとり卒業証書を受け取り、3年間を過ごした学びやを巣立った。
式典では、在校生や保護者が見守るなか、壇上に上がった卒業生たちが、合唱曲「河口」を披露。中学生活で最後となる、息の合った歌声を響かせ、会場から大きな拍手が送られた。
学びやに思い出残す 松川中 卒業生がタイムカプセル
 松川村の松川中学校(久保田之義校長)3年生3クラス117人は、卒業式を翌日に控えた17日、同校校庭や中庭に「10年後の自分」に向けた、クラスごとに思い出の品を詰めたタイムカプセルを埋めた。生徒たちから「タイムカプセルを埋めて思い出を残したい」と声があがり、クラス替え後の2年間学校生活を共にした仲間の思い出づくりに行われた。A組39人のタイムカプセルは10年後の自分にあてた手紙や2年分の学級日誌、みんなで遊んだボールなど2年間の思い出深い品を詰めた。最後となる共同作業に生徒たちは、楽しみながら土に埋めた。
「東京駅間分マラソン」 白馬南小 3人594キロ完走
 白馬村の白馬南小学校(木我直由校長、児童数145人)は今年度、白馬神城駅から東京駅間の鉄道距離290・6`の往復を目標に、児童が学校周辺を毎日走った距離をカードに記入する「東京マラソン」の持久走に取り組んだ。卒業式を前にこのほど、3人が594`を走りぬいて完走を果たし、17日の終業式で完走者への表彰と記念品贈呈が行われた。 東京マラソンは、白馬の人々が東京まで大糸線・篠ノ井線・中央東線を乗り継いで長時間の列車の旅をしていたころ、児童に駅名に関心を持ってもらいながら長距離を意欲的に走ってもらおうと、約30年前に同校で始まった伝統行事。しかし、近年の車社会の定着、鉄道事情の劇的な変化で東京への距離感が感じられなくなったことなどから、この数年は低迷していた。
卒業生 新生活に期待 白馬、小谷の小中学校
 白馬と小谷の両村の小中学校で18日、卒業式が行われた。卒業生は新しい生活への期待を胸に、慣れ親しんだ学びやをあとにした。 このうち小谷小学校では男子18人、女子15人の6年生33人が晴れの日を迎えた。保護者や在校生が見守る中、五十川崇校長から一人ずつ卒業証書を受け取った。 式では在校生がこの日のために練習した歌で卒業生への感謝を表したり、村関係者やPTAの代表者が激励のあいさつを述べ、卒業を祝った。卒業生も小学校生活の思い出を振り返りながら、保護者や教諭、地域住民へ、これまで支えてきてくれたことに感謝の気持ちを伝えた。
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3月の一覧
「黒部の太陽」合わせPR 大町市観光協会三重で
 大町市観光協会はこのほど、三重県を訪れて地元のテレビ番組に出演し、4月10日の立山黒部アルペンルート開通をPRした。同観光協会の成澤勝人専務ら3人が三重テレビの番組「Mテレメッセ」に出演。大町市の紹介やアルペルートの開通を告知するとともに、春スキーの誘致、善光寺御開帳と穂高神社遷宮祭も併せてPRした。21、22の両日にフジテレビ系で放映されるドラマ「黒部の太陽」を見て、実際に黒部ダムを訪れていただきたい、と呼びかけた。また、4月10日から信濃大町駅前の旧マルフク店舗や扇沢駅、黒部ダム駅で開催する「ドラマ『黒部の太陽』と『くろよん建設』記録展」も紹介した。
堆肥化基材に補助 小谷村で初 4月から
 小谷村は4月から、生ごみ堆肥(たいひ)化基材購入費に対する補助を初めて実施する。家庭における生ごみ減量化の取り組み推進を通じて、環境に配慮した村づくりの構築につなげたいとしている。 生ごみ堆肥化事業補助は、同村を含む3市村でつくる北アルプス広域連合が計画する広域ごみ処理施設建設問題で高まりつつある、ごみ減量化への意識をさらに浸透させようと計画。ごみ減量化事業の一環として、堆肥化を推奨するための補助制度を創設した。