農村の思い出胸に 山留生「修園のつどい 大町市八坂
 大町市八坂の山村留学センターは19日、平成20年度「修園のつどい」を開いた。都市部生まれの子どもたちが農村での1年間の生活を終えた。中学卒業の生徒たちは、農村生活での多くの思い出と経験を糧に巣立っていった。
 同センターには今年、小学4年生から中学3年生までの25人が留学。八坂学園で18人、美麻学園で7人が親元を離れて共同生活した。稲作などの農業体験や収穫を祝う太鼓演奏など、実践を通し農業や農村の伝統文化を学んだ。
スキー世界選手権複合金 渡部選手が村長表敬
 2月にチェコ・リベレツで開かれたノルディックスキー世界選手権の複合団体で、日本代表の一員として、14年ぶりに日本に金メダルをもたらした白馬村出身の渡部暁斗選手(20)=早大=が19日、太田紘煕村長を表敬訪問し、世界制覇の喜びを報告した。
 白馬生まれ・白馬育ちの渡部選手は幼いころからジャンプやクロスカントリーに親しみ、地元白馬高校在学中にワールドカップやトリノ冬季五輪に出場するなど、世界の舞台で活躍。早稲田大学に進学後も日本を代表するトップアスリートとして好成績をあげている。
産廃米ぬかでぼかし JA女性部平が安心野菜
 JA大北女性部平支部(荒澤多喜子支部長)は19日、有機肥料「ぼかし」作りを同JA平支所で行った。産廃として排出された米ぬかを材料に使い、安心安全な野菜作りを目指す。
 肥料作りには、会員ら11人が参加し、米ぬかをベースに油かすや鶏ふんを混ぜ合わせ、約1300`を作った。乳酸菌を加え、1〜2か月発酵。約10`ごと袋詰めし、主に同支部会員に販売する。
父ちゃん料理に精進 小谷村の教室修了式
 小谷村の社会福祉協議会が、村内の60歳以上の男性有志を対象に開講している「父ちゃんの料理教室」の第6期生修了式が19日、同村福祉センターせせらぎで開かれた。
 同教室は男性が料理を作る楽しさを実感し、参加者同士の親ぼくを深める人気講座。同村の食生活改善推進協議会の会員の指導で毎月1回、2年間の料理講習を受けている。今期は初年度に10人余の男性が入会。その後、同会主催の地域のお年寄りを招待しての交流会でOBが再入会するなど活動が活発化し、最終的には13人が晴れの修了式を迎えた。

2009年3月21日(土)付


「黒部の太陽」きょう放映 大町舞台に男たちのドラマ
 昭和30年代、電源不足を補う黒部ダム建設を目指し、立山黒部アルペンルート関電トンネルの掘削を描いた物語「黒部の太陽」ドラマ版は21、22の両日、フジテレビ系列で放映される。大町を舞台とした昭和の熱い男たちの物語が、画面によみがえる。
 ドラマ版はフジテレビの開局50周年を記念し、「夢へ、掘れ」のキャッチフレーズで、昭和31年に黒部ダム建設の最大の難工事とされた大町側からのトンネル掘削工事に焦点を当て、工事にかかわった男たちをスケール感あふれる映像で描く。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧
桜色のアマガエル 春の国営公園で展示
 桜前線北上の便りが聞かれる季節となったが、国営アルプスあづみの公園では20日から珍しい桜色のアマガエルが展示されている。昨年から展示されている青色とや通常の緑色のアマガエルと共に異色ガエルが話題となっている。
 桜色アマガエルは黒い色素を持たない突然変異で遺伝的にも少ない確率で起こるため、非常に珍しい。目立つ色彩から外的に狙われやすいことや紫外線に弱いために長生きできないとされている今年7月に開園する同公園大町・松川地区で発見された。当初は鮮やかな黄色で冬越しの際に冬眠状態になり、変色したと考えられる。