2009年4月3日(金)付


内科診療制限を解除 大町病院 医師確保に目途
 内科医師の不足により平成19年12月から内科の診療制限を実施していた、大町市の市立大町総合病院(大嶽富夫院長)は、常勤医師の確保や非常勤医師の派遣実現などにより、新年度が始まった1日から制限を解除し、平日の外来は3−4診制で対応する。同院では「4月中は非常勤として、5月からは常勤となる内科医師1人の確保に目途がついた」とし、さらに「信州大学からは毎日1人の非常勤医師が派遣され、外来診療が担当できることになった」と話す。また、県と信大が提携する県の事業「地域医療推進学講座」で、総合診療科としての医師1人の週に1度の派遣が実現したことなどで、診療制限の解除を決めた。
小谷土谷の県道に開花 水仙街道≠ノ春
 小谷村土谷地区の「土谷水仙街道」の水仙が開花の時期を迎え、周辺住民や車で通行する人たちの目を楽しませている。 同街道は地域住民でつくる「土谷促進同盟会」が中心となり、数年前に地域住民が県・村と協力して維持管理と沿道美化に取り組む、アダプト(道路里親)協定を締結。同地区を四季の花で彩ろうと、同村土谷の県道奉納中土(停)線に水仙の球根を移植して景観の保全活動を続けている。
期待胸に入園式 大北の保育園一斉に
 大北地域の各保育園で2日、一斉に入園式が開かれた。東中原町のもみのき保育園(田中美和子園長)では、未満児4人、年少10人の新入園児が入園し、年中8人、年長15人の園児と合わせて37人で、初めての社会生活の第一歩を踏み出した=写真。新入園児たちは新しい園児服に身を包み、上級生のお兄さん・お姉さんたち迎えられて式を迎えた。大勢の保護者が見守る中、全園児で「チューリップ」の歌を手拍子をともに歌い、年長園児たちは「入園おめでとう。今日からいっしょに仲良く遊びましょう」と歓迎した。
園児笑顔で新生活 池田で一斉に入園式
 池田町の3保育園で2日、入園式が行われた。南保育園(矢口澄子園長)では、年少、未満児など11人が入園。親元を離れ、泣いたり、笑ったりとそれぞれの新生活を踏み出した。
園児は担任保育士に一人ひとり名前を呼ばれると、元気良く手を挙げて「はい」大きな返事を返した。各クラスの部屋に戻ると早速、近くに座った友達と話しはじめ、仲良くなる場面も見られた。
「住民目線で意見して」 白馬村役場に提言コーナー

 白馬村役場内各課窓口に、職員対応の満足度や村長への提言を求めるアンケートコーナーが設けられた。村民目線の行政運営につなげる考えで、太田紘煕村長が企画。「村政に対して日ごろ思っていることなど、さまざまな面から意見をもらいたい」と話している。
まちづくり大町で学ぶ カンボジアから視察団
 カンボジア政府の高官や国政行政職員らの視察団が1日から2日まで、大町市を視察した。地域資源の有効活用や市民主体のまちづくり活動を学び政策に反映しようと、市内で行われている地域づくりの取り組みを視察した。途上国の経済発展をめざす国際金融機関・アジア開発銀行が実施する公務員政策トレーニング基金の研修で、名古屋大学大学院国際開発研究科が実施機関としてコーディネート。農山村を含む地方都市での市民活動の先進事例として、市内のNPO地域づくり工房(傘木宏夫代表理事)に着目し、訪れた。
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