2009年4月14日(火)付


子どもに安全な遊具を 大町市内保育園でリニューアル
 大町市内の保育園で13日から、遊具のリニューアル工事が始まった。昨年改定された基準に合わせ、安全に遊べる園庭づくりを目指す。工期は5月末まで。全国的に発生していた遊具による事故などを受け、国はガイドラインを、メーカーの業界団体(社)日本公園施設業協会は安全基準を昨年改定。遊具と遊具の間や周辺の柵と距離を取り、遊ぶ子どもたちがぶつからないように「安全領域」を確保する。
「笑顔で仲良く過ごそう」 小谷小で1年生迎える会
 小谷村の小谷小学校(五十川崇校長、児童171人)は13日、「1年生を迎える会」を開き、上級生が25人の新1年生を歓迎した。 上級生に手を引かれて入場した新1年生は、全校児童の大きな拍手で迎えられた。児童会長の猪股駿君が「わからないことはぼくたちに聞いてもらって、1日も早く学校に慣れ、あいさつと笑顔あふれる小谷小で仲良く楽しく過ごしましょう」とあいさつ。6年生が中心となり、この日のために考えたという、同小の1年間の行事のようすや、学校生活を互いに気持ちよく送るための決まりごとを、楽しい出し物で披露した。 緊張気味だった1年生も、上級生とゲームなどを体験するうちに笑顔が広がり、全校を前に大きな声で自己紹介をして、和やかに交流を深めていた。
雪の中から熟成清酒 大町 薄井商店が掘り出し
 大町市九日町の酒造会社・薄井商店(薄井朋介社長)は13日、雪の中に埋めて熟成させる清酒・白馬錦「雪中埋蔵」を市内の雪の中から掘り出した。雪に抱かれゆっくりと熟成した生の原酒が、暖かい気候の中で例年より一足早く目覚めた。4月25日に発売される。雪中埋蔵は、火入れをしない生の原酒を雪の中に埋めることで、摂氏1度ほどのほどよい低温に保ち、ゆっくりと熟成させる。ことしは記録的な暖冬のために雪の中の温度が高まり、熟成が早まる見込みで、例年よりひと月早く掘り出した。現場では4月の陽気の中でも、4bの深さに掘られた穴いっぱいに雪が原酒を涼しげに覆っていた。社員らが重機やクレーンを用い、雪の下から一升瓶換算で約4000本分の酒びんの入ったケースを取り出した。1月28日から約3か月余の間と例年より熟成期間が短いながらも、香りと味とのバランスが取れた、フレッシュで香り高いいい酒に仕上がったという。
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4月の一覧
豆文庫民話の出版記念 保育園で人形劇と芝居
 安曇野ブランドデザイン会議豆文庫プロジェクト(小林麿史リーダー)は、豆文庫民話シリーズ出版を記念して13日、安曇野市豊科、花園共同保育園豊科園(花村園子園長)で、安曇野の民話を人形劇と芝居で上演した。園児と保護者約50人がプロジェクトメンバーの熱演を見て、安曇野に伝わるお話を楽しんだ。 豆文庫は、意外に知られていない安曇野の魅力や貴重な資源を知る機会にと始まった。1辺6・5aの正方形で1冊200円。昨年7月に第1弾の「なつかしい安曇野へ」で販売を開始し、これまでに「安曇野の道祖神」、「桜咲く安曇野」、「安曇野の天使」、「各駅停車安曇野の旅」の5号まで刊行して好評を得ている。
WBC選手秘話交え講演 大町JC スポーツ医小松氏招く
 大町市の大町青年会議所(宮澤丈理事長)は11日、スポーツドクター・小松裕氏による講演会をサンアルプス大町で開いた。WBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表選手などトップアスリートとの交流秘話を通じ、スポーツの魅力を伝えた。 小松氏は、サポート役として舞台裏から見続けた、選手たちの苦労や努力を講演。福岡ソフトバンクホークスで活躍する川ア宗則内野手が無名時代、「ベンチでも試合に出ていました」と前向きに取り組んできた姿を紹介した。 
大学と連携 授業で講座 穂高商業で開講

 安曇野市穂高の穂高商業高校(小出邦宜校長)で13日、松本大学・松商短期大学部の高大連携授業「グレードアップ講座」が開講した。ことし4回目を迎える同講座は情報マネジメント科設置後初の授業で、同科生徒3年生18人が1年を通して日商簿記1級レベルの授業を受ける。