2009年4月22日(水)付
鳥獣被害で水田に電気柵 大町初 シカ、イノシシ対策 大町市農業・窪田昭一さん=三日町地区農用地利用改善組合長=の水田で21日、ニホンジカとイノシシによる農作物被害を防止するため、電気柵の設置作業を実施した。被害は数年前から目立ち始めているが、シカとイノシシを対象とした電気柵の設置は同市内では初めてで、その効果に期待を寄せる。北安曇地方事務所と普及センターによる大北地区野生鳥獣被害対策チーム、市農水課、同改善組合などから10人が参加し、水田と畑合わせて56eの周囲に柵を設置した。 |
16氏出馬 舌戦スタート 白馬村議選 26日投票 任期満了(5月4日)に伴う白馬村議会議員選挙(26日投開票、定数12)が21日、告示され、定数を超える立候補の届け出があった。現職5人、新人9人、元職2人の計16人による短期決戦がスタートした。 立候補届け出会場となった村役場2階会議室には、受け付け開始時間の午前8時半前には多くの陣営が顔をそろえた。 事務所前や神社などで出陣式が行われた。支持者を前に各候補者が必勝を誓い第一声。早速、遊説カーに乗り込み、桜のほころび始めた村内各所で舌戦を繰り広げた。 5日間にわたる選挙戦が始まった。政見に具体策を欠くとして政策論争を望む声もあがっている。さらに、広域ごみ処理施設建設問題に対する発言に注目する住民もいる。諸問題が山積し、停滞感が否めない状況下 各陣営にとって難しい選挙戦が予想される。 |
キノコ作りで自然理解 小谷 子どもコマ打ち教室 小谷村の下里瀬地区の住民有志でつくる「おたり中央直売所」(太田喜八郎代表)が今季の営業を始めた。19日は次世代の子どもたちに自然や環境保全に対する理解を深めてもらおうと、地区の子どもたちを対象としたキノコのコマ打ち教室が開かれた。 コマ打ちに使った原木は、住民が整備している集落裏手の里山の雑木林の間伐材を利用したもの。子どもたちは、会員から原木の丸太に昔ながらのコマ打ち用金づちやドリルで穴を開けてもらい、ナメコ菌のついたコマを木づちで打ち込む一連の作業を体験した。 |
松本大会で小学生団体V 大町の少年剣道クラブ 大町市少年剣道クラブ(宮尾俊夫代表)は19日、松本市で開いた松本市民体育大会小学生団体戦で、中信地域から参加した37チームによるトーナメント戦を勝ち抜き、3年ぶり4度目の優勝を果たした。大会には、大町市内の小学校から5人の選手が出場し、団体戦を勝ち抜いた。選手たちが準決勝、決勝ともに同点で並び、代表者戦に勝利。6月7日に大町市で開かれる、全国大会予選会に向けて弾みをつけた。 |
育てよう「人権の花」 池田の小学校にプランター贈る 松本・木曽・大町地域人権啓発活動ネットワーク協議会は20日、池田町内2小学校に花の種や人権啓発標語入りプランターを贈った。児童の、優しさや相手への思いやりの心をはぐくむ「人権の花」運動の一環。秋口までかけて、児童らの手で育てられる。池田小学校(竹内彰校長)では、大町人権擁護委員協議会の瀧沢勇三さんから児童らに目録が手渡された。会員が「花を大切にしてもらいながらきれいな花を咲かせてください」と呼びかけると、緑委員会委員長の飯島稜輔君が「全校の気持ちが和やかになるよう育てていきたい」とお礼を述べた。 同校では、同委員会とボランティア委員会が協力して、花を育てる。玄関や校舎内に飾るほか、福祉施設へも寄贈する予定。 |
パレードで「山火事注意」 春の防止運動スタート 北安曇地方事務所(小須田幸一所長)などは4月1日から5月31日まで、大北地域春の山火事予防運動を実施している。期間中の21日、大町市、池田町、松川村で街頭パレードを行い、火災予防への啓発を行った。パレード出発式では、隊列を組んだ広報車など4台が、関係者の見送りを受け、大町合同庁舎を出発。幹線道路や森林周辺で、山林でのたばこの投げ捨てやたき火などを控えるよう、注意を呼び掛けた。24日に小谷村、白馬村でも行う。 |
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