2009年4月23日(木)付


大町に新たな共同作業所 九日町の「がんばりやさん」開所式
この春運営を始めた大町市九日町の「共同作業所がんばりやさん九日町」(松澤重夫所長)で21日、開所式が開かれた。障害がある施設利用者が、訪れた地域住民らと交流しながら、オープンを祝った。 開所式では、スタッフが、集まった県や市の職員、自治会の関係者らに施設の概要を説明。施設運営が順調にいくようにと、利用者が「幸せなら手をたたこう」を合唱した。施設を運営するNPO「北アルプスの風」(神谷典成理事長)は平成18年から、菓子の製造や販売を行う、障害者多機能型事業所を大町名店街で運営。新たに利用者の入浴サービスやリハビリなど、生活支援が可能な施設を九日町に新設した。
塩の道祭り30周年 企業とタイアップ企画
 大町、白馬、小谷の歴史街道を歩く「塩の道祭り」は今年、記念すべき30回目を迎える。実行委員会がイベントを盛り上げてようと、企業とのタイアップを図り、多くの集客を目指している。実行委員会は今年、長野市にある七味唐辛子の老舗「八幡屋磯五郎」と協力して、記念商品を発売。3市村の名前が刻まれた竹製の七味入れのセットを、各会場300個限定で販売する。1セット500円。 共に古い歴史を持つ、塩の道と創業約260年の八幡屋。実行委員会が、来場者に歴史と親しんでもらおうと、八幡屋に働きかけて発売が実現した。
「常念坊」くっきり 安曇野に雪形の季節
 快晴で汗ばむような暖かさとなった22日、北アルプス常念岳(標高2857b)東面に常念坊がくっきりと現れた。例年よりも10日ほど早いお目見えで、確認した安曇野市豊科、田淵行男記念館は「最近続いていた暖かさと前日までの雨が早い出現に影響しているのではないか」と話していた。 常念坊は黒い法被を着て左を向き、とっくりを下げた姿で安曇野に春の耕作シーズン、農事開始を知らせる雪形として古くから知られ、同市豊科から穂高のほか、松本市内でも広く親しまれている。このあと、北アルプス蝶ケ岳の「チョウ」や鉢伏山北東面に現われる「雁(かり)」などが安曇野に本格的な春の訪れを告げる。
投票と無違反呼びかけ
 白馬村選挙管理委員会と村明るい選挙推進協議会は21日、投票啓発と違反の無い選挙を呼びかける活動を村内大型店前で行った。選挙管理委員や村職員ら十数人が参加し、「26日は村議会議員選挙です」など声をかけながらティッシュを配った。 参加者は、選挙啓発マスコットキャラクター「ほたりちゃん」がプリントされた法被を着込み啓発活動を行った。配られたティッシュには、投票の日時や贈らない・求めない・受け取らない、などのメッセージが記入されている。 同選挙は定数12に対して現職、新人、元職の16人により争われる。投票日は26日午前7時から午後8時まで、村内各投票所で行われる。
混戦様相 激しい舌戦
 任期満了(5月4日)に伴う白馬村議会議員選挙(26日投開票、定数12)が告示され、各陣営は連日、激しい舌戦を展開している。ごみ問題や低迷する村基幹産業の観光など厳しい状況を受け、さらに告示間際での選挙構図の確定や候補者の半数以上を新人が占めることなどから、厳しい選挙戦を口にする陣営が多く、終盤まで目が離せない混戦の様相を呈している。 地域に地盤を持たない陣営が多いことが今回選挙の特色で、票読みに苦慮する陣営も見られる。従来どおりの地区割り選挙を行う陣営は、支持母体である区内での活動を中心とした手堅い選挙戦を展開しているものの、楽観視する見方は無く、上乗せ票獲得策を探っている現状。 地域に地盤を持たない陣営は、候補者不在の空白地区を中心に全村での活動を進めている。空白地区をめぐる票集めの動きは今後終盤に向けより強まりそうだ。
「給付金 大町で使って」 キャンペーンパンフ完成
 定額給付金の市内での利用促進と消費拡大に結びつける大町市の「大町で使おうキャンペーン」のパンフレットが完成した。初回給付日の4月28日から6月30日まで、市内の各小売店や事業所が工夫を凝らしたキャンペーンが一堂に紹介されている。5月1日号の市広報誌とともに全戸配布される。同キャンペーンは給付金に合わせ、各事業所が独自に企画した割引などのサービスを一覧にまとめてPRし、市内での消費につなげる。加盟店はポスターを掲示してサービス実施をアピールする。
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