2009年4月24日(金)付


大町市内のサクラ調査 研究家・草間さんと山博
 大町市山岳博物館と市内の桜研究家・草間勉さんらは今年度、市内各地のサクラの調査に乗り出した。22日は、大町市運動公園に植えられたオオヤマザクラの一種、ギジュウザクラ(儀重桜)などを調べ、見ごろを迎えた大ぶりで淡いピンクの美しい花などを確かめた。大北地域には各地で植えられているソメイヨシノ以外にも、エドヒガンやオオヤマザクラ、カスミサクラなど、国内10種の野生種のうち6種が自生し交配を繰り返し、多様な生態や変種がみられる。市内で育つサクラの種類などを調査で同定し、まとめることで今後に役立てるねらいで初めて行った。
松川禁煙友愛会20周年 総会で社協への寄贈や講演
 日本禁煙友愛会信濃松川支部(宮澤三二支部長)は22日、会員約60人が出席し、同村すずの音ホールで20周年記念定期総会を開いた。20年度決算報告や今年度事業を決めた。社会福祉協議会へ介護用品などの寄贈、同村おかむら眼科医院・岡村剛男医院長による記念講演会を開いた。宮澤支部長から、機能訓練用具など介護用品の目録が社協会長の平林明人村長に手渡され、平林会長は「有意義に使わせていただきます」とお礼を述べた。岡村医院長による「たばこと健康よもやま話」でたばこの害についてなど理解を深めた。
花舞うなか親ぼく 大町の宅老所が花見
 大町市中原町の宅老所「ぬくもりの家」(柳沢房枝理事長)は22日、花見を同市平の高瀬渓谷緑地公園で開いた。青空の下で施設を利用するお年寄りたちが、舞い落ちる花びらを眺めながら、親ぼくを深めあった=写真。花見は、外出する機会が少ない利用者のリフレッシュを図ろうと、施設が企画。野菜をふんだんに使った豚汁や総菜など、スタッフ自慢の手料理を、利用者が談笑しながら楽しんだ。
野外施設が営業再開 白馬で冒険≠オよう
 冬期休業していた白馬村岩岳スキー場に隣接する潟vロジェクト白馬の野外冒険施設「白馬EXアドベンチャー」(遠藤孝代表)が、25日から営業を再開する。スタッフは営業再開に向けて準備作業に忙しい日々を送っている。 同施設は「挑戦」・「冒険」・「耐久力」が一度に楽しめる日本初のアトラクション施設。白馬の豊かな自然を活用して同村のグリーンシーズンの新しいアウトドアスポーツの振興をはかろうと、遠藤代表が一昨年開設した。
食農教育に役立てて JA大北 松川小に教材
 JA大北(西山隆芳組合長)は22日、松川村松川小学校(飯田茂校長)5年生へ食農教育補助教材を寄贈した。JAバンクが食農教育事業でつくったもので、子どもたちに農業への理解を深めてもらう目的。同JAでは、大北管内12小学校と養護学校へ贈る。同事業は昨年から始まった子どもたちの食農教育の取り組みを支援する「JAバンク食農教育応援事業」の一環として実施。全国のJAバンクで行っている。
咲き始め中綱湖に虹
 雨上がりの23日朝、大町市平の中綱湖にくっきりとした虹がかかった。市内でも遅めの春を迎え、ようやく咲き始めた湖畔の桜と、湖の端から端へのびた虹が春から初夏への移り変わりの光景をみせた。虹は時間の経過とともにすぐに消えてしまったが、車を停めて眺める人も。珍しい一瞬をとらえようと桜を撮りにきたカメラマンらが夢中でシャッターをきっていた。同湖周辺の桜は咲きはじめで、満開までもう一足。しばらく、桜を楽しむことができそうだ。
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