2009年4月25日(土)付


プレミアム商品券 内容も報告
 大町商工会議所などが実施に向けて検討している、市で初めてのプレミアム商品券の概要案について、24日の大町市議会全員協議会で、報告された。商品券は、名称を「大町やまびこ商品券」として、期間は6月15日から9月30日まで。販売総額は1億円で、10%にあたる1000万円をプレミアム分として上乗せする。大町商工会議所、美麻商工会で購入できる。 額面1000円券11枚つづりのうち、大型店・量販店にも使える共通使用券7枚、小規模店舗のみの使用限定券4枚をセットとする。 利用店舗は市内で登録した店舗で、登録手数料は両商工団体会員1000円、非会員5000円。換金手数料は大型店が額面の3%、その他事業者は2%相当額かかる。
事業費総額は販売額と事務費などを合わせ1億1325万円。市は上乗せ額の90%にあたる900万円と、手数料の一部50万円を負担する方針で、5月の臨時会に上程される。
国営公園開園を準備 大町市役所に実行委
 大町市は23日、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の開園に向け、庁内で国営公園開園記念事業実行委員会を立ち上げた。7月18日の開園に合わせ、観光・教育などの各関係課で庁内で連携をとり、巡回バスや学校教育などで市内への波及をはかる。実行委員会は建設水道部の都市計画・国営公園対策課を中心に、産業観光部の商工労政と観光、教育委員会の学校教育、生涯学習、山岳博物館の各課がメンバー。随時開催し、連携を密にしていく。開園イベントに合わせ、商店街や観光スポット、ゆかたまつりなどのイベントと連携し、巡回バスで市内各会場と公園を結び、公園を訪れた観光客が市内に循環し、市民が公園に親しみやすいようにアクセスを図る。市内の小中学校に向けた体験学習プログラムの案も示された。公園を利用した学習効果と、市民の関心の高まりをねらう。
古道歩き 柄山峠越え 白馬の生涯学習講座
 白馬村公民館主催の生涯学習講座「白馬里山道中」が、今月から開講した。同企画は10月まで4回のコースで、地域の誇る北アルプス連峰を里山から眺め、里山文化の昔にふれる。初回の24日は白馬小谷研究社の田中元二さんを講師に、35人の参加者が、長野市鬼無里と白馬村を結ぶ道「柄山峠越え」の古道を歩いた。 同古道は同村野平地区を起点に、長野市の鬼無里地区に至る街道。善光寺や戸隠神社への参詣の道として親しまれ、昭和30年代まで生活上欠くことのできない重要な経済路としてにぎわったという。
混戦&sョ票が鍵 白馬村議選 本紙アンケート

 大糸タイムス紙は22、23の両日、16氏による激戦が展開される任期満了に伴う白馬村議会議員選挙に関する有権者アンケートを実施した。4割近くが投票する候補者を決めかねている状況にあり、混戦模様が露呈する結果となった。選挙通によると2氏がリードとの見方もある。当落線上に複数の候補者がいると見られ、浮動票の取り込みが鍵を握るとあり、最終盤まで予断を許さない選挙戦となっている。
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4月の一覧
図書館利用登録受け付け 松川 5月27日オープン
 松川村の多目的交流センター・すずの音ホール内の「松川村図書館」が5月23日のオープンに先駆けて、5月15日まで、図書館利用者カードの先行登録を受け付けている。先着500世帯には松川中学校生徒がデザインを手がけた5色から選べるライブラリーバッグをプレゼントする。利用者カードは同村在住のイラストレーター・成瀬政博さんが手がけたかわいらしいデザイン。カードは開館日後に引き渡しの予定。
企業で実習に向け意欲 池工デュアルシステム発足式
 池田町の池田工業高校(本間秀明校長)の地元企業と連携し、長期型の職業実習をする今年度の「池工版デュアルシステム」が23日、発足した。今年度は3年生14人が7事業所で実習を行う。生徒たちが実習に向け、決意表明した。発足式では受け入れ企業から生徒へ、受講許可書の授与や協定書の交換が行われた。生徒代表の電気・情報システム科の大仁田真さんは「自分の実力を伸ばし、将来につなげ、過去の先輩に負けないよう、努力したい」と決意を述べた。デュアルシステムは県内で同校のみが実施し、4年目を迎える。必修科目「課題研究」として生徒たちは5月はじめから来年1月末にかけて、100時間以上を企業の元で実習する。実践的な技能など、職業能力の開発や学習意欲の向上などを目的とする。